Top / 「神奈川ルール」についての国会質疑





坂井学衆議院議員が予算委員会にて「神奈川ルール」について約10分間質問

2/27(水)、衆議院予算第5分科会にて、坂井学・衆議院議員(神奈川5区)が 神奈川県における歯科診療報酬算定について質問しました。

この件について何名かの国会議員より質問がありましたが、与党からは初めて とのこと。


この件については、
平成20年4月21日 (月)
決算行政監視委員会第三分科会
で引き続き質問がされています。
「神奈川ルール」についての国会質疑その2
のページもご覧ください。


衆議院予算委員会(分科会)ニュース
平成20.2.27 第169 回国会第1 号

【第5分科会】

坂井学君(自民)

・歯科医療に係る神奈川県社会保険診療報酬支払基金の審 査査定率が他の都道府県より突出して高く、その原因が 神奈川県独自の算定ルールの解釈であるという指摘に対 して厚生労働省はどのように考えているのか。また、神 奈川県の審査査定率が他の都道府県と大きく相違しない ように厚生労働省は指導をするべきではないのか。


第169回国会 予算委員会第五分科会 第1号(平成20年2月27日(水曜日))

http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/003516920080227001.htm

○坂井分科員

 自民党の坂井学でございます。

 本日は、何点か質問させていただきたいと思います。

 まず初めに、神奈川県の歯科、歯医者さんの審査の査定の点数に関しての質問をさせていただきたいと思います。

 私がきのうお配りいただくようにお願いをしました資料があるのでありますが、その資料の一を見ていただきますと、審査査定点数ということで表になっております。

 この審査査定点数というのは、歯科のお医者さんが、こういう治療をしました、保険で支払ってください、社会保険ですけれども、支払ってください、こういう形で出したものに関して、簡単に言えばこれだけはねられている。要は、これは適切ではないとはねられている件数でありますが、それが、ここの表を見ると神奈川が圧倒的に多い。

 これは、神奈川が他府県に比べてもともとの母数が多いからではないかということでありましたので、次の二枚目のものを見ていただくと、これは一万点当たりということでならしました。

 一万点当たりにしても、見ていただくとわかりますように、神奈川は滋賀の二倍近くあります。数字でいいますと、一万点当たり、神奈川が二十八・一三一で滋賀が十四・六でありますから、二番と比べても倍。全国の平均をとりますと、何と六・三でありますから、四・五倍神奈川ははねられている、こういう現実があるわけであります。

 昨日、レクというか質問取りでお話をさせていただいた折には、こういった現状を厚生労働省は御存じなかった、知らなかった、こういうことも聞きました。一応こういった指導には、医療保険取り扱いの平等性を確保するというのは当然私は入っていると思いますし、全国統一基準に基づく審査をやっていくんだ、こういう理念も当然あるかと思うんですが、この現状、この状態を見ての御見解をお伺いしたいと思います。

○水田政府参考人

 各都道府県の社会保険診療報酬支払基金におきます審査状況を比較いたしますと、確かに議員御指摘のように、他の都道府県に比べまして神奈川県では査定の割合が高いということは承知をしてございます。

 ただ、この結果につきましては、診療報酬を請求する医療機関と査定を行う審査機関の双方に要因がある可能性がございますけれども、これまで具体的な分析等は行ってございません。あくまでも結果がこうなった、このように受けとめているところでございます。

 ただ、算定ルールに関しましては、会議などの場を通じまして、関係法令等を踏まえた適切な審査の徹底について指導する等しておりまして、県によって査定ルールの解釈に違いはない、このように考えております。

○坂井分科員

 今、県によって査定ルールの解釈に違いがない、こういうことでありますが、例えば資料の三、四でございます。これはアンケートになりますが、このアンケートは、関東ブロックの各都県で打合会があったときにされたアンケートということでございます。

 このアンケートを見ていただいて、丸がついているのが神奈川の査定の解釈の方法です。丸がついているというのは、この場合、埼玉が外れていて山梨が含まれているという話でありますが、丸がついているところ、すなわち、例えば4にしても、五と二と書いてあります。一番は4の(1)、「実態通り、算定可」というのが五。五県がこの解釈をしている。(2)の方がもちろん厳しいわけでありますが、これが、要は神奈川を含めて二県しかやっていない、対応していないということでありまして、これは全部で十五の項目がありますけれども、何と神奈川だけの特別ルール、神奈川だけしかやっていないというのが、十五のうち十カ所も神奈川しかやっていないというルール、解釈があるわけなんです。

 例えばこの五枚目、神奈川基金の取り扱いが大きく違う、これが六点上っておりまして、特にこれが違いが大きいというところでありますが、例えば、私が歯医者さんに行きまして、奥歯がはれていて抜かなきゃいかぬという場合があったときに、はれたまま抜いたら大変なことになるので、まず、はれをおさめるためにうみを出して、引くのを待ちます。はれが引くのを待ってから歯を抜きます。ほかのところは、はれを引く処置、これに点数がちゃんとつきます。歯を抜く処置、これにもつきます。神奈川だけは歯を抜くものしかつかないんです。

 というのは、このルールの中には、同時に行ったものに関しては一回だと。要は一つの点数しか認めないということでありますが、後日、日をかえて行っても、神奈川だけは一連の処置であるからということで、一連という言葉を使って、同時じゃないんです、一連という解釈で片方にしか点数をつけない、片方ははじいてしまう、こういう解釈を実際にやっているんです。

 こういうようなことが査定の点数のこれだけの、ほかの府県との違いに出てきていると私は思うわけでありますが、このアンケート、この状況を見て、ほかの府県とこれだけ違うという状況を見ての御意見をお伺いしたいと思います。

○水田政府参考人

 ただいま委員がお示しになりましたアンケート、それから事例につきましては、きょう初めて拝見させていただいたものでございますので、内容につきましては検討させていただきたいと思います。

○坂井分科員

 これが、なぜこのようなことが起きたかということまできっちり調査をして報告をしていただきたいと思っております。

 というのは、この一つの原因は、もちろん査定がこれだけ違うという原因は今申し上げたような算定ルールの解釈が違うんですが、どうして解釈がここまで違うかという点、これは神奈川の審査委員会が機能をちゃんと果たしていないんじゃないか、こういうことに行き着く話じゃないかと思っています。

 神奈川では、ほかの都府県はちょっと私も知りませんが、まず診療側、現場をやっている歯医者の先生方、現場の立場の方が十八人出ます。それから今度は保険者側、これももちろん歯科の資格を持っている方ですが、この方が十八人出てきます。保険者側ですね。それと、あと十八人は学識経験者というか、要は大学関係の方が十八人出てきて、そして適切かどうかということを含めて審査会で議論をしているわけでありますが、例えば、この審査会がちゃんと機能しているかどうか、そのメンバーの選定がちゃんと行われているかどうか、これに関しても私はきっちり調査をしていただきたいなと思っております。

 例えば、ある方が、ある大変有力で影響力のある方が、自分の世話した人間とか自分の好きな人ばかり集めて、そしてこの審査会をつくっていたとしたら、結局はその人の影響力から離れることができずに、やはりそれはちゃんとした機能を果たすような審査会とは決して言えない、私はこのように考えておりますので、この審査会がどういう状況にあるかということもしっかりと考えていただいて、そして、結果として他府県の歯医者、歯科医師の方々とここまでの違いがないような結果というものをしっかり厚生労働省としては指導をしていただきたい、こう思うわけでありますが、御意見をよろしくお願いいたします。

○水田政府参考人

 神奈川県の社会保険診療報酬支払基金におきます審査委員会は、診療担当者代表十六名、保険者代表十六名及び学識経験者十六名の三者構成になっていると聞いておるわけではございますが、私どもとしては、これは適正に任命されているものと承知をしてございます。ただ、どういう経緯かということは聞いてみたいと思っております。

 それから、結果として各県が同じになるかどうかというのは、査定の内容でございますので、そこまでのことは当然言えないわけでございます。ただ、先ほど申しましたように、お示しになった事例につきまして、内容を検討させていただきたいと思います。

○坂井分科員

 私の方も引き続きいろいろな調査もさせていただきまして、必要があればまた別の機会にしたいと思いますが、とにかく、一度その報告を私のところに上げていただきたいと思っております。よろしくお願いをいたします。





リロード   新規 編集 凍結解除 差分 添付 複製 名前変更   トップ 一覧 単語検索 最終更新 BACKUP リンク元   ヘルプ  
Last-modified: 2008-04-22 (火) 11:36:49 (3292d)