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みんなの歯科ネットワークメールマガジン15号 発行 2007/12/05
◆第2回 社会保障カードについて

11月30日付けで日歯からレセプトオンライン化に向けた具体的なマスタープランが発表されました。
その詳細については後日書かせて頂くとして、今回は社会保障カードがテーマです。
レセプトオンライン化とほぼ同時に進行しているIT化の表の目玉ですネ。

問題点とタイムスケジュールを紹介します。

先ずは、社会保障カードの問題点
1)誰が導入費用を持つのか?
ICカードリーダなどのコスト(1台1万円程度?)が問題ですね。システム自体は国が 面倒見る義務があるし、支払い機関がASP方式で保険証の認証システムを組むことになる。PKI(パブリック・キー・インフラストラクチャー)への対応を考えると、レセプトオンライン化での手書きレセプトの方々は、ここでも乗り遅れと言うか、不利益を蒙る ことになる。

2)国民総背番号制度
 年金管理は番号をつけても至難の業、あまり欲張らない方が良いように思います。

3)ナショナルデータベースEHR構想
 完成は平成23年度ですからレセコンオンライン、健診システムとの連動が可能である。行政、保険者側の管理強化である。セキュリティと関連して、民間保険会社などへの電子データの流出には制限を加えるべきでしょう。

次に社会保障カード導入スケジュール

1.新たな年金記録管理システムの導入【平成23年度中を目途】
2.「社会保障カード」(仮称)の導入【平成23年度中を目途】
カードは年金手帳だけでなく、健康保険証、更には介護保険証の役割を果たす。さらに、お年寄りなどご本人の希望があった場合には、写真を添付し身分証明書としてお使いいただけるものである。年金の記録については、窓口における年金記録の確認はもとより、自宅においても常時、安全かつ迅速に確認できるようになる。また、このカードは、基礎年金番号の重複付番の防止にも役立つものである。

どのようなサービスが考えられるか
1)年金関連のサービス
2)予防医療関連のサービス
3)医療保険関連のサービス
4)各種電子申請のサービス

計画としては何でも言えるわけで、下に挙げるような実証実験を行った上で不具合を潰して行く必要があるでしょう。

実証実験

1)医療被保険者証、所属認証・署名カード(専門家カード)を重ねてカードリーダへ読み取らせ、保険者サーバへカード内データを送信する。
2)保険者サーバは被保険者であることを証明するメッセージを送信する。
3)レセコン・医事会計システムへの保険証情報の転記

(追記)

その後、やっぱりと言うか12月4日付けで、以下のような記事が出ました。

社会保障カード、「医療・年金・介護」まず対象・厚労省方針
 厚生労働省は2011年度をめどに導入を目指す「社会保障カード」の対象範囲を当面は「年金、医療、介護」に限る方針を固めた。各制度の個人情報を統一して管理する「社会保障番号」の導入は、検討課題として先送りする。

 厚労省は7日に開く「社会保障カードの在り方に関する検討会」(座長・大山永昭東京工業大大学院教授)で説明し、検討会は年内をめどに基本構想をまとめる。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071204AT3S0300U03122007.html

社会保障番号での一括管理まで、今の時点で論議するのは時期尚早と言うか、個人情報保護、セキュリティの観点からも、情報管理のあり方の観点からも無理があります。


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Last-modified: 2007-12-12 (水) 18:14:47 (3695d)