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◎「親知らず」について

 
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基礎知識 !

 

  正式名称は第三大臼歯。通常18歳くらいで生え始めることが多く、生えてくる時期が遅いことから親知らず-おやしらず-、智歯(知歯表記する場合も)-ちし-などと呼ばれます。 最初から1本もない人、上下左右4本ともある人、あっても骨や歯肉の下にあり表からは見えない人等状況は様々です。不必要な歯の代表みたいに思われている方も多い様ですが、親知らずも正式な歯の一員であり、正常な位置に生え問題無く機能していれば、当然抜く必要はありません。 しかし、実際には、歯の数に対し顎が小さく親知らずの生えるスペースが足りないために、斜めに生えたり、位置がずれたりしていることが多く、トラブルの原因になることがしばしば見られるのが現実です。

 

親知らずが原因のトラブル !

 

親知らずが変な位置に生えてきたり、斜めに生えていたりすると、歯肉が腫れて痛んだり、親知らずやその前の歯がむし歯になったりします。又、歯並びに悪影響を与えることもあります。 痛みや腫れを引き起こす原因にはいくつか考えられます。比較的多いケースは、完全に生えきっていない為歯肉の回りに汚れがたまりやすく歯肉が炎症を起こすケースや周りの歯肉や歯に負担をかけて炎症を起こすケース(智歯周囲炎)、物がつまりやすい等の理由で親知らずや前の歯がむし歯になり痛むケースです。


知歯03.jpg親知らずが斜めに生えています。このため、十分な清掃が出来ずに、親知らずと親知らずの前の大切な歯までも、むし歯になってしまいました。(親知らずがぶつかった手前の歯の部分がむし歯で黒く写っています。)
知歯04.jpg埋まっている親知らずの影響でその前の歯の根の周りの骨が吸収してしまいました。(点線部分)
知歯07.jpg親知らずが前の歯を圧迫しながら生えようとしています。このため、前の歯の根が吸収して一部無くなってしまいました。この様に根が吸収してしまう場合もあれば、押されて前の歯の歯並びが悪くなる場合もあります。
知歯08.jpg下の親知らずがきれいに生えてきていません。このため上の親知らずが伸びだしてしまいました。咬み合わせがおかしくなり、様々な悪影響が出てくる可能性があります。


 

治療法 !

 

きちんと生えていない場合の多くは抜歯が最善です。治療するにも歯が奥すぎたり、歯肉がかぶったりしてしていて、的確な治療が出来なかったり再発の可能性が高いためです。保存的療法として、歯肉の炎症に対しては抗生物質で炎症をおさえたり、腫れている部分を切開し膿をだしたりします。又、虫歯に対しては可能であれば通常の虫歯に対する治療と同じ方法で治療をします。 親知らずが生えている場合、歯ブラシのテクニックを駆使し汚れを極力付けない様にする事によりリスクを下げる事が出来ますが、そもそも、それが難しい状況にあることが一番の問題といえます。

 

抜歯それとも保存? !

 

前述したように親知らずの治療は抜歯が最善の場合が多いですが、親知らずの抜歯は難しく時間が掛かる事も多く、下顎の場合抜歯後に0.5%ほどの頻度で下口唇に麻痺がでる事があります。又,今は機能していなくても抜かないでとっておく事により、将来ブリッジの支えにしたり、他の歯を抜歯した際の移植歯に利用できる場合もあります。色々なケースが考えられますので、一人で悩まず担当の歯科医師によく相談することをお勧めします。通常、歯科医師は患者さんのお口の中の状態を充分把握した上で最適な判断を行います。





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Last-modified: 2009-01-20 (火) 21:59:14 (3135d)