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5.根の病気

5.歯随炎と根の病気 !


むし歯が進行すると、歯髄炎根尖性歯周炎が続発症として起こります。

歯髄炎(しずいえん)とは歯髄に起こる疾患の一つで、歯髄に刺激が加わることにより発生する炎症のことです。刺激の原因としては、物理的刺激、化学的刺激、生物学的刺激、神経的刺激などがあります。
最も多い刺激はむし歯による生物学的刺激です。
むし歯が歯髄まで達すると、歯髄は細菌に感染して化膿し、歯髄が炎症をおこします。これを歯髄炎といいます。
歯髄炎は、歯に痛みを引き起こします。痛みは激しく、ズキンズキンと脈を打つような疼痛です。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とは、歯髄のあった空間に存在する細菌やその毒素による細菌的刺激などで起こる根尖(歯の根の先)部の疾患のことです。
わかりやすく言うと、むし歯が進行して歯の根の先まで感染し、根の先に膿(うみ)の袋が出来て炎症を起こす病気のことです。 いわゆる根の病気のことです。
症状としては、まったく症状が出ない場合も多くありますが、歯の浮いた感じなどがあったり、硬い食べ物を噛んだときや、体調が悪いときに強い痛みや腫れが出てきたりする場合もあります。(急性根尖性歯周炎)
症状が無くても治療が不要なわけではありません。口腔内に細菌感染による慢性的な病巣があると、これを感染源として体の他の離れた臓器に新しい病巣(二次感染)を作ることがあるともいわれています。これを「歯性病巣感染」といいます。二次感染として感染性心内膜炎、関節疾患、眼疾患、アレルギー性皮膚疾患などとの関連が指摘されています。
レントゲンでちきんと診断を受けて必要であれば治療を受けることが大切です。

pulp.jpg正常な状態です。歯の神経(歯随)はかたいエナメル質と象牙質で覆われています。
根管の形態.jpg根の断面図です。歯髄はこんなに複雑な形態をしています!!(黒い部分が歯髄です)
pul.jpgむし歯が進行して、歯随(神経)が炎症を起こしています。この状態を歯髄炎といいます。夜眠れないくらいの強い痛みがでることもあります。多くの場合、歯随(神経)を除去(これを抜髄といいます)しないといけません。
per.jpgさらにむし歯が進行すると、歯随(神経)が、死んだり、腐ったりしてしまいます。根の先に膿が溜まることもあります。この状態を根尖性歯周炎あるいは根尖病巣、根尖病変といいます。症状が無いこともありますが、突然非常に強い痛み、腫れが出てくることもあります。さらに放置すると顎の骨まで炎症が及ぶ骨髄炎を引き起こすこともあります。
C4.jpgもう治療不可能な状態になってしまいました。歯を抜く以外方法はありません。こんな状態になる前になるべく早く治療を受けましょう。



根尖性歯周炎の治療前、治療後のレントゲン写真です。根の治療(根管治療)は、とてもデリケートな治療です。詳しくは「6.根菅治療」の項をご覧ください。

治療前.jpg根の先の部分の骨が溶けて、病変が出来ています。(矢印の黒くなった部分)下の一番奥の歯は、治療不可能です。治療後.jpg治療(根管治療といいます。)により、病変は治癒し、骨も回復しています。







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添付ファイル: file治療前.jpg 1275件 [詳細] file治療後.jpg 1258件 [詳細] file根管の形態.jpg 1445件 [詳細] filepulp.jpg 1166件 [詳細] filepul.jpg 2405件 [詳細] fileper.jpg 1231件 [詳細] fileC4.jpg 1168件 [詳細]

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Last-modified: 2009-01-20 (火) 21:59:38 (3194d)