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歯の詰め物 !



充填物(詰め物)
虫歯を除去した後の窩洞(穴)や歯の一部が欠けた場合、その部分のみを人工物で補う処置を行うことがあります。
この行為を充填処置、詰める物を充填物と呼びます。



代表的なものには以下の物があります。

インレー

むし歯をとり除いた後、形態を整えてから型をとり、その型から石膏模型を作ります。 その模型上で、削った部分にぴったりと適合する金属などの詰め物を製作し、口の中で歯科用セメントを用い合着する方法です。
口の外で製作する為、細かい形まで精密に再現することができ、他の方法では不可能な大きな詰め物にも対応可能です。
最近はコンピューターを用い一日で出来るものもありますが、通常、型をとる日と装着する日との二回の治療がが最低限必要となります。
材料として一番多く使われるのは金属です。
金属には加工がしやすい、欠けたり割れたりしづらいというメリットがある反面、審美性に欠けるというデメリットもあります。
その為、見た目を重視する場所にはセラミックを材料として使う場合もあります。
ニッケルクロム合金銀合金12%金銀パラジューム合金保険の適応ですが、他の金属(金合金等)やセラミックは保険で使用することが出来ません。


コンポジットレジン

レジンと呼ばれる樹脂の中にセラミックの微粒子を混ぜた材料です。
むし歯をとり除いた後、歯の表面に対して接着させるための薬品処理を行い、ペースト状の材料を充填、形を整え固まらせます。硬化方法は化学反応で固まるタイプと光エネルギーで固まるタイプ(もしくは両者併用)がありますが、現在は光でかためるタイプ(光重合といいます。)が主流です。
見た目が自然なので従来前歯で多く使用されましたが、近年接着技術や材料の進歩により奥歯でも使われる様になりました。
歯と同じ色をしているので審美性に優れますが、金属に比ベ欠けたり、磨耗したりいやすく、また、口の中では精密な細工が出来ない為、あまり大きな詰め物には対応出来ません。
通常、健康保険の適応となりますが、最近はより天然の歯に色調が近いものの''保険適応外の材料で処置を行うこともあります。


グラスアイオノマー充填

アルミノシリケートガラスを主成分とするセメントの一種です。
歯と同様の色調をしていますが、コンポジットレジンと比べると透明感がすくなく審美性は若干落ちます。
固まるまでの間に水分がつくと強度が弱くなったりするなど、口の中では扱いづらい事もありコンポジットレジンに比べると使用頻度は少ないようです。
しかし、製品によってはフッ素を徐々に放出する性質から、新たなむし歯になりづらいとの評価があり、もっと使用されても良いのではないかとの意見もあります。
尚、現在ではグラスアイオノマーにレジンを混ぜた、グラスアイオノマーとコンポジットレジンの中間のような製品も発売されており、以前より両者の境界ははっきりしなくなってきています。
保険の適応です。


アマルガム

むし歯を取り除いた後に、銀やスズの合金粉末を水銀で練ったものを化学反応で硬化する前に充填します。
以前は多く用いられていましたが、水銀による環境汚染や健康被害の懸念の為、現在では使用量が少なくなってきています。
アマルガムが原因の健康被害については色々な意見があります。
アメリカ歯科医師会では害は無く有益性が勝る、アメリカ食品医薬品局では有害の可能性も否定できないため使用しないほうが望ましいと考えているようです。
しかし、今のところ、健康にあたえる影響で科学的に因果関係が証明されたものは無いようです。また、硬さなどの物性や詰め物の中では他の材料とは違い、唯一固まるときに膨張傾向をしめすことにより、トータルに考えると良い材料と考える人もいるようです。
保険の適応です。


金箔充填

薄く延ばした純金箔を、むし歯を取り除き形を整えたあとに、マレットと呼ばれる小器具で打ち込み圧接していきます。セメントも使わず純金で隙間なく埋めるため理想的な材料との評価をされた事もあった様ですが、操作が煩雑かつ歯が割れる可能性も高く、何よりも患者さんが辛いため、現在ではほとんど使われていません。
恐らく、現在30代の歯科医師は大学の実習でも経験した事が無いのではないでしょうか?


暫間充填(仮の詰め物)

次回来院時まで一時的に、各種セメントやレジン(プラスチック)樹脂等で詰めておきます。
根の治療中など、次回来院時には除去することも多いのであえて除去しやすい材料を選択します。
あくまでも一時的な材料なので取れたり欠けたりしやすく、長期間放置すると、歯の状態が悪くなる場合もありますので長期間の放置は避けたほうが良いでしょう。








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Last-modified: 2009-01-20 (火) 22:04:47 (3019d)