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ホワイトニング !


ホワイトニング

最近の映像やグラビアでは有名人たちが爽やかで清潔感漂う白い歯を見せながら笑っている姿を目にする機会が多くなり、歯の白さをより強調するようなものとなっています。

ではその人たちはもともとそのような白い歯だったのでしょうか?

有名人といっても生まれつき歯が白いわけではなく、某かの方法で歯を白く見せているのです。

その方法の一つに「歯のホワイトニング」があります。

ここで「ホワイトニングってなに?」という方のために簡単にご説明をしましょう。

ホワイトニングは今から約20年前にアメリカで行われはじめたもので、歯の表面を削ったり傷つけることなしに、薬剤を用いて歯の内部にある色素を分解し、歯の明るさをアップさせると同時に白くしてしまおうというもので、あくまで【歯の表面に着いた色素や汚れのみを落とすのではなく、歯そのものを白くする】ことがポイントとなります。

方法としては、歯科医院で行うオフィス・ホワイトニング、自宅で行うホーム・ホワイトニング、そしてそれらを併用したホワイトニングがあります。

.フィス・ホワイトニング

まず、歯の汚れや表面の色素等を完全に落とした後(PMTCの項を参照してくだい)、ホワイトニング剤を歯の表面に塗り、ハロゲンランプやプラズマ光、レーザーなどを用いて薬剤に活性を与え歯の中に浸透させ、内部にある色素を分解し、白くしていきます。

方法にもよりますが、通常3〜10回程度行われます。(術前、術後の画像)

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アメリカでは20年近く前から行われている方法で、日本では2001年に認可となりました。

こちらもまず、歯の汚れや表面の色素を完全に落とすことからはじめます。

そしてホワイトニングをする時に用いるマウスピースのための歯型をとり、製作されたマウスピースにホワイトニング剤を注入し、自宅にてホワイトニングを行っていただきます。

1回あたり2時間程度の装用で10日から2週間程度のホワイトニングが一般的です。
基本的に自分の好きな時にできるといった手軽さはありますが、用法、用量を守って正しく行うことが求められます。

また、ホワイトニング中は着色性のある食べ物や飲み物、それを促すようなものは、一時的ではありますが制限されることが多いです(歯の色が悪いの項を参照してください)。

オフィス・ホワイトニング+ホーム・ホワイトニング

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より効果を期待するような場合や、後戻り等の補正の目的で行われることがあります。

ぅΕーキング・ブリーチ
これは、もうすでに神経のない歯に対して行うもので、歴史としてはかなり古くから行われてきました。

神経の治療をした歯の穴の部分を利用して(根管治療の項を参照してください)ここから漂白剤を入れて仮づめし、患者さんにそのまま帰宅していただきます。この処置を何度か繰り返し歯を内側から白くしていきます。

歯科医院のいすに座ってというより漂白剤を入れて作用させながら、患者さんに歩きながら歯を白くしてもらうということで、この名がついたのだそうです。

現在のホワイトニングが確立される前はわりと頻繁に行われてきましたが、その後の研究でウォーキングブリーチを行った歯は、歯をもろくしたり根を吸収させることがわかってきたため、現在はあまり行われなくなりました。

(もともとはこの方法のみ健保提要でしたが、H18年度の改定で保険収載から除外され、現在はほかのホワイトニング同様、自由診療となります。)

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現在、歯科医療従事者が行うホワイトニング以外にも巷の白い歯への関心に呼応するように、ホワイトニング関連のグッズが増え、ネット通販やドラッグストアなどで比較的簡単に入手できるようになりました。

ホワイトニングがより身近なものになったことの表れだともいえますが、いくつか注意していただきたいことがあります。

まずはホワイトニングに関する誤解。

ホワイトニングの定義は「歯の表面に着いた色素や汚れだけを落とすのではなく、薬剤を使って歯そのものを内側から白くする」ことです。

巷にあふれる商品の中にはそのとらえ方があいまいなものが多く、

・強い研磨剤で歯の表面を磨くことにより白くするというもの(ブラシタイプ、消しゴムタイプ)
・黄ばみやヤニをとる歯磨き剤
・歯のマニキュアタイプのもの
・ホワイトニングガム
などを「ホワイトニング」と称して大々的に販売がなされています。

これらは歯の表面の汚れをとることをメインにしているためホワイトニングではありません。

あえて言うならば研磨剤は「クリーニング」、マニキュアは「コーティング」、ガムに関しては「…」でしょう。

中でも、強い研磨剤を用いたものは、使用法を誤ると大切なエナメル質を削ってしまい、 象牙質がむき出しになることで黄色さが目立つようになり、虫歯のリスクも高めることになります。

やはり自己流で行うクリーニングにはおのずと限界がありますので、定期的な歯科医療機関でのプロ・クリーニングを受けることをお勧めします。

もう一度言います。これらはホワイトニングではありません。

そしてもう一つ、こちらは国内未承認のホワイトニング剤についてです。

現在、国内では成分にペルオキサイド(オキシドール)を含むホワイトニング剤は一般向けに販売されていませんが、海外やネットを介してこのペルオキサイド含有の薬剤を買うことができるようです。

しかし、海外のホワイトニング剤の中には歯を溶かす成分が含まれていたり、ペルオキサイドの濃度が高すぎて歯の神経を損傷する恐れのあるものなど非常に危険なものがあり、 実際にアメリカではこれを使った人がトラブルに見舞われ、販売元を相手取った訴訟が起きています。

そもそも、欧米人と日本人では歯の質や虫歯の発生率が異なり、虫歯の少ないことを前提にした欧米のホワイトニングシステムに安易に手を出すのは危険だといえましょう。

日本では厚労省の規制でホワイトニング剤を扱えるのは歯科医師だけなのは、このような理由からです。

ホワイトニングは歯科医師の診断を受けて、はじめて安全に行えるのです。







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Last-modified: 2009-01-20 (火) 22:06:56 (3192d)