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カナダの医療制度について 大阪さんによるまとめです。

始めに。歯科は公的保険医療制度に入っていないそうです。非常に高額な治療になるそうです。基本的に窓口患者負担ゼロなんですが夢のような風評は幻想です。地方自治がすごく強い国のようで全体の税制や国と州の財政比率など不明な点が多いので一概に評価しにくいですが。

1.居住地区に患者はそれぞれ「かかりつけ医を持っており、まずそこを受診する。予約が必要だったりもする。フリーアクセスの医院もあるらしいが。そこで専門診断・治療が必要と認められたら紹介状を書いてもらって専門医や病院を受診する。いきなり循環器や消化器や形成外科や耳鼻科にかかれない。病院も基本的に外来を受け付けない。救急は別。ここで問題なのは紹介されても受診するまでかなり待たなければならないらしい。科によって差はあるが平均17週とか。がんなら5週。眼科なら28週とか。

2.病院は年間の患者数が制限されており例えば3000人だとすると、それを超えた患者の医療費は50%カットの報酬になるとか。あと、いろいろ問題点が挙げられていました。

GDP比医療費は高額だけどシステムが上手く機能していないとWHOでも批判されていました。消費税15%。ケベック州の予算の40数%が医療費が占めるとか。そのわりにアクセスや治療内容もひとつみたいです。高齢化や医療の高度化が医療費を押し上げているというのは状況同じですね。死亡1〜2年前の医療費が莫大な額だとか、65歳以上の患者の医療が80%を占めるとか。(ここんとこさらに要調査)。高額所得者はアメリカまで治療を受けに行くとのこと。トップの医療レベルは優秀でも国民全体が受けることができる医療レベルは日本のほうが格段に優れているようです。このアクセス性の悪さが緊急に改善せねばならないと自国でも認識しているらしく、医療評価機構みたいなところのレポートでは「アクセスを改善するのに民間保険ミックスの制度が必要」とレポートされていました。

ただ国は改革案として2003年に公的保険を拡充するというプランを出しています。かなり思い切った増額案のようです。州ごとで対応異なりますが公民ミックスなのか公的保険の改革・拡充なのかの選択を迫られているようです。正規雇用が減少してパート就労者が増加しているとか医療従事者の逃散が見られるとかまるで日本のような状況もあるようです。

カナダを引き合いに出すとしたら

1.ゲートキーパー機能のかかりつけ医と病院の機能区分を推進しフリーアクセスを制限し医療費の「効率化」という名の抑制策を考えているのか。

2.公的保険の限界をカナダを例に示唆し公民ミックスの医療制度をさらに提言しようとしているのか。

しかしカナダ国民の一般的感情は公的医療制度の堅持で、アメリカのような医療制度にはなりたくない、というものだそうです。どこの国も社会保障では苦闘しています。日本は日本固有の制度をやはり再構築してほしいです。他国の考え・チャレンジ・失敗を学びつつ。

救急車は有料。病院の個室も別途料金が発生します。

繰り返しますが歯科は公的保険外。

2007/05/10 by Oosaka

補足です。 日本歯科医師会ホームページより


カナダ歯科.jpg



添付ファイル: fileカナダ歯科.jpg 918件 [詳細]

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Last-modified: 2007-05-18 (金) 19:36:48 (3989d)