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学会速報

 歯周病に対する治療効果や患者の歯科的QOLを向上させるという観点か
ら、歯周病患者に補綴歯科治療を実施する時期は症例により異なるのでは
ないかという問題提起から
日本補綴歯科学会と日本歯周病学会の合同委員会を設けて検討してきた。

 咬合性外傷の関与が強く疑われる歯周病患者においては、治療の選択肢
としての早期の補綴治療を提示する。

日本補綴歯科学会誌1巻118回特別号
社団法人に本補綴歯科学会第118回学術大会抄録集より

 学会発表内容より補綴学会、歯周病学会は、咬合性外傷の関与が強く疑
われる歯周病患者においては、治療の選択肢としての早期の補綴治療が求
められることを発表した。
 また、歯周病治療が終わっていない状態であっても早期に補綴処置を行
なうことが治療の選択肢としてあることを提示した。

 私見、歯周病治療が終わらないと補綴治療を行なえないと一律に規制す
ることに否定的な学会の意見が出された。

この件については、下記のURLからダウンロードできます。
http://www.hotetsu.com/j/koushin/090318.html
なお。医療技術再評価書を両学会から提出しております。


コメント
画期的な動きです。素晴らしいです。
学会も現場を理解し、患者さんの不利益になるような保険制度に
大きな一石を投じました。
今、学会は動いています。明らかに過去とは違います。

ただ、これを生かすも殺すも現場の歯科医師次第です。
この見解を濫用すれば、逆に学会や厚労省が再び制限することも
ありえます。
早期とは言っても、例えば2回目の歯周組織検査以降であったり
また、咬合性外傷など医学的に早期補綴が必要と判断した根拠や
診断結果などをカルテにしっかり記載した上で実施すべきものです。
歯周治療、補綴治療の原則が変わったわけではありませんので
これを踏み外すと、歯科界は再び堕ちていくことを肝に銘じなければ
なりません。

出来うることなら、この見解を正式にするまでに
歯科界自身の反省と自律機能を発揮することを期待します。
その上で、国民・患者のための歯科医療を充実させていくことを
私は新たに決意する次第です。

3年前に桜井議員に質問主意書を出して頂いた時は
多くの反発がありましたが、ここまで到達したことに
個人的に大変感慨深いものがあります。
この場を借りて関係各位に感謝申し上げます。

(みんなの歯科ネットワーク 山田)


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Last-modified: 2009-06-08 (月) 15:25:30 (2849d)