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金パラ随時改定についての国会質疑

第169回国会 厚生労働委員会 第4号 

平成20年4月4日(金曜日)

    午前九時四分開議

○茂木委員長 これより質疑に入ります。

 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。新井悦二君。

○新井委員 おはようございます。自由民主党、新井悦二です。

・・・略・・・

続きまして、歯科について少し質問させていただきます。

 虫歯の治療で歯に詰め物やかぶせ物をしますが、使う金属の大半は、保険で適用が認められている金銀パラジウム合金という金属であります。この金属は、金、銀、パラジウムの国際的な市場価格の変動で非常に大きな影響を受けるわけであります。

 御存じのように、保険材料の改定ルールといたしましては、この合金は、二年ごとの診療報酬改定時の材料価格改定と、金、銀、パラジウムの実勢価格がプラスマイナス一〇%以上、六カ月間変動があったときに改定をする随時改定があります。

 しかし、現行の六カ月ごとの随時改定における中医協で定めた計算式では、算出時期が前回改定以降と定められており、価格の変動率がプラスマイナス一〇%以下では改定が行われません。その場合の改定は、一年後または一年六カ月となりますけれども、今、本当に厳しい価格変動に対して適切に対応できていない状況であると私は思っております。

 また、今回のこの四月からの告示価格は、昨年末までの市場価格をもとに決定されたわけであります。本年一月からは、さらなる価格高騰により、現在の価格は既に告示価格を大幅に超える状況となっておりますので、現場の歯科医師は相当な損失の中で診療しているわけであります。

 ぜひとも、今回のような急激な変動に対応するためのルールについて、例えば変動が一〇%ではなく五%とか、また、七%であれば見直しをするとか、こういう見直しの条件についての変更を考えているのかどうか。そしてまた、この市場の価格変動に影響を受けない代用の金属、またはほかの材質のものについて研究開発を積極的に進めているのかどうか、お伺いいたします。

○水田政府参考人

 保険の関係につきまして、まず私の方からお答えさせていただきたいと思います。

 お尋ねの歯科用貴金属材料につきましては、金、銀、パラジウムといった素材の市場価格の変動を保険償還価格に反映させやすくするために、六カ月ごとに貴金属の市場価格に連動して保険償還価格を変動させる仕組み、これを平成十二年四月に導入したところでございます。具体的には、お話ありましたとおり、六カ月ごとに、変動幅が一〇%を超えた場合に、歯科用貴金属材料の保険償還価格の改定を行うこととなってございます。

 歯科用貴金属の価格が上昇している局面では、逆ざやが生じる時期が続く場合もございますけれども、今この時期なんだと思いますが、このルールでは、時期をずらして、その逆ざや分を補てんする仕組みとなっておりまして、このルールそのものにつきましてはおおむね理解されているものと考えておりますが、御指摘のとおり、貴金属材料の価格には価格が激しく変動するという特性がございますので、この特性を踏まえて、歯科用貴金属材料の償還価格の設定方法につきまして、今後の価格の推移も見据えながら、必要に応じて検討していきたい、このように考えております。

○外口政府参考人

 市場の価格変動の影響を受けないような代用の金属等の検討でございますけれども、これは、歯科材料の安定的供給の観点から重要であると認識しております。

 しかしながら、現時点では、チタンとかセラミックとかレジン等について、その代替性についての検討も行っておりますが、金銀パラジウム合金と比べると、やはり金銀パラジウム合金の方が臨床性能がすぐれておりまして、代替する歯科材料の臨床応用という観点では、操作性、耐食性、機械的性質などの確保においてまだ課題が残されているところでございます。

 他の材質等につきましては、今後とも、関係学会等の意見も聞きながら、適切な方策について検討してまいりたいと考えております。

○新井委員

 この金属、金属といいましても保険材料でありますので、ぜひとも実態価格に即したものにしていっていただかないと、安いときに買ったから、高いときに買ったから、そういうものじゃなくて、やはりそのバランスというものがありますので、ぜひともしっかりと対応していただきたいということと、そしてやはり、このパラジウムという金属はレアメタルでありますので、どうしても変動が激しいので、ぜひともそのことを理解していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。


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Last-modified: 2008-05-26 (月) 08:01:38 (3225d)