Top / 個人立歯科診療所収支差額推移


個人立歯科診療所の収支の推移です。

1989年以降の「医療経済実態調査」のデータからです。
(2007年分は速報値)

(歯科医師 平均 1.2人)


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07/10/31 中央社会保険医療協議会総会
平成19年10月31日議事録

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/txt/s1031-2.txt より一部抜粋。


○渡辺委員

 それでは、歯科医師会のほうから、今回の調査についての見解を申し上げたいと思います。資料を御参照いただきたいと思います。

 初めに、調査概要にもありますように、まさにこの医業経営実態を明らかにする調査であり、次期診療報酬改定についての重要な検討資料であるというふうに考えております。

 それから、歯科診療所の場合、個人立はほとんど無床で、経営規模も調査年によってほとんど変わることはないと考えておりますので、前回との比較した伸び率がそのまま経営状態の変化と考えられるのではないかと考えています。法人等については、若干その点は差が出てくることは考えられます。

 それから、先ほど日本医師会のほうからも説明がありましたが、収支差額には、個人立の場合には、院長報酬のほかに多くの実質的には計上されていない費用相当分が含まれるというふうに御理解いただきたいと思います。

 先ほど29ページの歯科診療所の報告がございました。そこを拝見しますと、報告がありましたとおり、医業収入が前回比マイナス2.5%、それから保険診療収入は、それ以上にマイナス3%。実は、8月の18年度医療費の動向の中で、歯科医療費が前年比マイナス700億円、2.8%のマイナスという結果が出ておりました。これからしますと、その形がこのままマイナス3%という形で出てきたというように考えております。医業費用は、今回は、前回比1.4%の増でありましたが、これについてはまた後ほど若干の説明をしたいと思います。その結果、前回比収支差額は、大幅な9%の減になったというのが、この調査の結果で出てきたところであります。

 実は、経年的な変化をやはり考えて今回の結果を考えてみたいと考えました。5ページの表をごらんいただきたいと思います。これは、13回から今回16回までの調査概要をまとめてみたものでございますが、医業収入は毎回減少しております。保険診療収入は、特に、全体の収入以上に大きいパーセントで減少しております。なお、医業費用につきましては、今回の1.4%というプラスを除いて、大幅に削減をしております。すなわち、経費の削減をしてきたということでございまして、当然、経営努力ということはしなければいけないわけで、この13回、14回、15回を合わせますと、ざっと2割近く削減を努力してきたということでありますが、今回はもうその限界が来たのではないかというような感じで、1.4%伸びている。また、その中で特に材料費が実質的に伸びていることを見ますと、これは、社会的な原油の値上げ等の影響で材料費等が上がっているというのが実態だろうかと思っています。

 その結果、こうした削減にもかかわらず、収支差額が、前回は、大幅な医業費用のマイナスによってプラスでありましたが、全体として下がっている。そして今回は大きく9%の最大幅の下げになったということであります。

 それで、最終収支差額は、この間、122万9,000円という数字でありますが、院長報酬のほかには、先ほど報告もありましたように、建物・設備等のその新しい更新のための費用、あるいは借入金の返済、これも109ページにありますが、月平均で約23万円相当の返済をしている。また、個人立ですので、法人等と違って、院長の退職金等、あるいは法定福利等の分も入れますと、一般病院の勤務歯科医師の給与を大きく下がっておりますし、診療所の勤務歯科医師の給与に近づいていくというような現状であります。

 それで4ページにお戻りいただきたいのでございますが、今後、医療安全対策、また高齢者へ向けての在宅医療等の歯科医療提供のための体制整備、あるいは、材料等の上昇による経費の増加等さらに経費の増加が見込まれます。今回の調査の中から、収支状況の結果からしますと、診療所経営は大変厳しい状況にある。安全で質の高い歯科医療を提供するためには基盤整備が不可欠でありますので、次期改定における適切な評価が必要ではないかと私たちは考えております。

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○対馬委員

もう1つ、歯科医師会のほうですけれども、渡辺委員から全体的に厳しいというお話がございましたけれども、歯科医師の数自体がかなり増えているのではないのか、そのあたりが、歯科診療所のこういった収支などを見ますと相当影響しているのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。

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○渡辺委員

 先ほどの対馬委員の御質問で、ちょっと私の手元のメモで見ますと、診療所の増加なのですが、15年が前年比1.2%、16年が1.1%、17年が0.3%ということで、このデータからすると3年で0.86%伸びているというのが診療所数ということで、ちょっとこれは手持ちの私のメモなので、また改めて正式に出していただきたいと思いますが、ある意味で、そういう供給が需要を呼ぶという、この経済的な考え方をすると、その影響がどうなのか、全体としてプラスなのかマイナスなのか、そこはなかなか難しいところかというふうに思っております。


添付ファイル: fileグラフ.gif 889件 [詳細] file表.gif 836件 [詳細]

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Last-modified: 2008-02-13 (水) 08:55:44 (3330d)