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歯科と医療費削減についての国会質疑


歯科と医療費削減
睡眠障害
歯科衛生士養成学校補助金
などについての質疑がされています。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/151/0062/15103220062003a.html


関連質疑

歯科衛生士養成学校の補助金についての国会質疑

   第151回国会 予算委員会 第7号
   平成十三年三月九日(金曜日)
   櫻井充


   第151回国会 厚生労働委員会 第3号
   平成十三年三月二十二日(木曜日)
   午前十時二分開会

○櫻井充君

 ぜひやっていただきたいんです。

 それから、医療費削減に関してなんですが、先日、神戸で開業されている先生から、入れ歯を入れたらぼけ症状がとれたとか、それから歩行できるようになったというビデオを見せていただきました。私、ざっと試算したところ、これだけで一兆円ぐらい違うんじゃないか、そう思えるぐらい非常にすばらしいビデオを見せていただきました。

 きのう、たしかビデオをお貸ししたんじゃなかったかというふうに思いますが、ごらんになっていかがでございましょうか。

○政府参考人(伊藤雅治君)

 櫻井先生からこのビデオを見ておくようにと昨日言われまして、これは歯科診療に従事している歯科医師が、リューマチなどの病気にかかった患者さんが歯科治療により入れ歯を入れたりマウスピースを装着することで歯のかみ合わせを回復することができると。その結果、上がらなかった手が上がるようになるとか、腰の状態がよくなり座ることができるようになるとか、立ち上がることができなかったのに立ち上がることができるようになるとか、歩行が以前より容易となる、顔の表情が明るくなる等、改善事例を紹介しているビデオでございます。このような研究について、私ども厚生労働省自身も、歯のかみ合わせと全身の健康状態という問題につきまして平成八年度から研究を行っているわけでございます。

 これは、ちょっと長くなって恐縮でございますが、歯科の治療をすることによりましてそしゃく能力が改善され、そうしますと食事の機能が改善されて、その結果ADLが改善される、さらにはQOLが改善されるという、こういう考え方のもとに、歯の病気と、歯の治療によって全身の状態とどのような関係があるかということについて研究班をつくって研究しているわけでございます。

 今まで口腔保健と肥満、糖尿の関係でございますとか、口腔保健と骨粗鬆症との関係、それから口腔保健と感染症、それから今申し上げました口腔保健と日常生活動作、さらにはアルツハイマーとの関連などにつきましていろいろ研究していただいております。これらの研究については、私どもとしては、口腔の機能が全身的な健康状態に与える影響というのはこれは我が国の保健衛生上極めて重要な課題ではないかというふうに考えておりまして、今後ともこれらの研究を続けていきたいと思っておりますし、その結果、これははっきりとした根拠がある結果であるということであれば、それを具体的な行政施策に反映させていくべきものと考えているわけでございます。

○櫻井充君

 確かにその根拠があるというところは非常に重要でして、ちょっと今ここに数字がないんですが、彼の論文を見てみたときにたしか三十何例あって半分ぐらい有効だったという数字があった。後で論文をお持ちいたしますけれども、そういう数字がございました。ただ、彼一人でそういうことをやっていましたので、数年間かかってそのようなデータを集めております。もしその論文を読んでいただいてよしとなれば、数人でやっていただければ、一年かけてやれば簡単にできてくるものです。

 そして、本当に今やらなければいけないのは、介護の必要な人や医療を受けなければいけない人をつくらないということの方が大前提なわけであって、予防するという点で非常に有効のように思えますのでぜひ御検討いただきたい、そのことをお願い申し上げておきます。そして、こういうことをやはり国家プロジェクトとしてやっていくべきではないかというふうに思います。

 先週の土曜日に睡眠障害の講演がありまして、その講演会に行ってまいりましたけれども、そこの中で睡眠負債という、スリープデットと言っているんですけれども、睡眠負債という概念が提示されておりました。  どういうことなのかといいますと、要するに寝不足の方がお酒を飲んでいる状態よりも集中力が落ちるというようなことがある。寝不足の中にも私は二種類ぐらいあって、官僚の方々のように日ごろ御苦労されていて寝たいのになかなか睡眠時間がとれない方も本当にいらっしゃると思いますが、もう一つ、睡眠時無呼吸症候群といって、本人は寝ているつもりであったとしても寝ている間に途中で呼吸がとまってしまって、そのために十分な睡眠がとれないというようなことがあって睡眠負債に陥っている人もいるというようなことです。  そして今、アメリカでどういう調査をやっているかというと、トラックの運転手さんなんかの調査をやられていましたけれども、つまり交通事故の原因の中でかなり居眠り運転というか、注意不足のために交通事故が起こっているというような状況になっているんだそうなんです。  翻ってみると、日本で居眠り運転というのは余り聞きませんで、ほとんどがわき見運転になっているんだそうですけれども、厚生省として慢性の寝不足、睡眠負債と言っていますが、睡眠負債を抱えている人はどのぐらいいるとお考えでしょうか。

○政府参考人(篠崎英夫君)

 厚生省では、平成八年度から、特定疾患対策研究事業によりまして先生今御指摘の睡眠時無呼吸症候群等の調査をいたしております。それによりますと、文献調査によりますれば、我が国の人口の、これは広く軽症な方も含めてという意味だと思いますが、一般住民の一、二%に達するのではないかという文献の調査がございます。

 さらに重症例でございますが、その重症例としてOHS、これは肥満低換気症候群というので、今、先生御指摘の睡眠時無呼吸症候群の中のさらに重症なものだと思いますが、それは調査班で推計したところによりますと百八十例ぐらい推計されているというデータがございます。

○櫻井充君 恐らく相当数違っていると思います。もっともっと患者さんは多いかと思います。私、こういう患者さんも治療していましたけれども、そんなものじゃないと思います。それはなぜかというと、今検査がほとんどできないんです。保険点数が非常に低いんです。ですから検査ができないような状況になっています。

 その前に、ちょっと話を戻しますが、アメリカは一九九二年に社会的な損失だという話になりまして全国調査を行っています。つまりは、先ほども申しましたとおり、交通事故に遭ったり交通事故を起こしたりとか、いろんなことがあるからです。九五年、ちょっと事故の名前は忘れましたが、ある船舶の事故があったのも結果的にはスリープデットによるものだということがわかっております。

 今、日本では、うちの娘も去年実は交通事故に遭いまして、そのときに話をお伺いしてみると、その方は一週間のうちに二日間徹夜されていて、前の晩三時まで仕事をされていたんだそうですけれども、やはりこういうような状況では集中力が落ちるのも当然でして、おまけに睡眠薬と安定剤を飲んでおられましたから、ですからそういうことを考えてくると、これはやはり社会の問題として今後とらえていかなきゃいけないんじゃないだろうかと、私はそう思うんですよ。

 そういう意味において、アメリカは九二年に国家プロジェクトとしてこういう問題に乗り出していきました。これだけの問題を抱えているものとして、厚生省として、ことしからやってくださいとは言えませんが、国家プロジェクトとして調査に乗り出していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○政府参考人(篠崎英夫君)

 御指摘のように、睡眠時無呼吸症候群は場合によりましては交通事故の原因となるものもございまして、医学的にもあるいは社会的にも大変大きな影響を持つ疾患であるというふうに考えております。

 先ほど申し上げましたが、特定疾患対策研究事業によりやっておりますので、引き続きその研究の中で先生の今御指摘のようなことも含めて研究をさせていただきたいと思っております。

○櫻井充君

 先ほども申しましたけれども、臨床でこういうことを積極的にやっていきたいと思っても、なかなか保険点数が低くて検査ができないという状況があります。そして、その検査をしている病院は、ではどうやって検査しているのかというと、実は差額ベッド料金を取ったりして検査を行っています。しかし、本来ですと差額ベッドというのは、厚生省からこの間ガイドラインが出ましたとおり、患者さんの同意があって仕方がない場合に徴収するというようなものでして、その検査のためにそういう料金を取らなきゃいけないという保険点数のあり方が大きな問題じゃないだろうか。

 それからもう一つは、ネーザルシープアップといって、こういう掃除機をひっくり返したようなものを鼻からこうやって陽圧をかけるとそういう治療ができます。今、日本ではこの機械が大体三十万円ぐらいかと思いますけれども、アメリカで買うと一万円程度で済んじゃうんです。ですから、そういう機械の値段というのも圧倒的に高いということでなかなか普及していかない。

 くどいようですけれども、その検査のための保険点数が低いことと、それからその機材が高いということがなかなかこういう問題を解決しにくくしているんじゃないかと思いますが、その点について御検討いただけないでしょうか。

○政府参考人(篠崎英夫君)

 今御指摘のまず検査の方でございますが、診療報酬上は、終夜睡眠ポリグラフィーのことを、今、先生御指摘だと思いますが、平成二年に千五百点で新設をいたしました。その後、数次にわたり引き上げを行っておりまして、平成十年より二千二百点ということになっております。

 それから、今の後半でお話しになりました在宅持続陽圧呼吸療法というものについて、機器を用いてのものでございますが、これも平成十年に千三百点で在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料というのを新設いたしました。そして、平成十二年にはそれを指導管理料ともう一つ特定保険医療材料料と分けまして、それぞれ合計して千五百五十点に引き上げたところでございます。

 睡眠時無呼吸症候群に係ります診療報酬上の評価につきましても、中医協の審議も踏まえて、今後とも適切に対応してまいりたいと考えております。

○櫻井充君

 よろしくお願いします。  これは社会的な損失だけの問題じゃなくて、今、突然死の原因になっています。太って首の短い方がなりやすいわけですが、心臓も悪くなってきているという話もありますし、それから高血圧にもなる、それから不整脈を引き起こすなどほかの病気をまた併発することがありますので、ぜひこの問題にも取り組んでいただきたいと思います。

 それからもう一つ、身体障害者の等級についてお伺いさせていただきたいんですが、呼吸器の患者さんたちは、私、診断書を書いていたんですが、三級という診断書を受けてもほとんど医療制度で優遇措置がございません。その三級の方々は今どうされているかというと、在宅酸素を使われておりまして、その在宅酸素のリース料から電気代から含めると、ほかの三級の方々よりはるかに高い医療費を負担されています。ここら辺のところを何とか見直していただけないかなと思っているんですけれども、いかがでございましょうか。 ○副大臣(桝屋敬悟君) 櫻井先生の先ほどからの議論をずっと聞いておりまして、本当に興味深く聞かせていただいております。私も太って首が短いものですから、一度先生の診断をいただこうかなと思っております。

 今、呼吸器の機能障害、身体障害者の手帳の等級のお話をいただきました。先生御指摘のとおり、身体障害者の障害程度等級表につきましては、呼吸器の機能障害ですから内部障害になるわけでありますが、一級と三級、四級と。一つは、二級がないではないか、ここを検討したらどうか、特に二級ということはやはり重度の中でもほかのさまざまな支援措置と連動する部分もあるので検討をというお話かと思います。

 現在の障害等級表が、今の内部障害のみならず、先生も御案内のとおり、心臓、腎臓、呼吸器等の内部障害、それから小腸等の障害もありますし、さらには肢体不自由や、全体の障害等級の中で整理をしているものでありまして、これは私も以前から関心を持っているところでありますが、専門的見地から等級が定められているということでありまして、内部障害については二級を設定することが必ずしも適切かどうか、私も悩むところであります。等級の中では二級の位置づけというのはなかなか困難ではないかと思っているところであります。

 それから、補装具の話でありますが、在宅酸素療法をやられる場合のその装置を補装具として給付できないかと、こういうお話でもありますけれども、身体障害者福祉法に基づく補装具というのは、本来、体の失われた部位、あるいは障害のある部分を補うためのものでありまして、この在宅酸素療法装置、これがでは補装具に当たるのかというと、これも先生の御指摘ではありますが、なかなか困難ではないかなと、こう思っているところであります。

 診療報酬上の措置、特に患者負担のお話もございましたけれども、以前から先生からも御指摘をいただいているところでありまして、平成十二年度の診療報酬の改定につきましては、在宅酸素療法、診療報酬上の措置を若干変えまして、実勢価格を踏まえて引き下げを行ったということでありまして、若干ではありますけれども自己負担は下がったと、こういう経緯もございます。

○櫻井充君

 いや、機能は失われているわけですよ。機能が失われているから身体障害者になるんですよ。肺の機能を失う、肺胞孔が、いろんな原因があるわけですけれども、少なくともとにかく酸素と二酸化炭素の交換が十分できないようなことがあるから酸素をつけざるを得なくなっているわけですよ。それはおかしいじゃないですか、今の答弁。違いますか。

○副大臣(桝屋敬悟君)

 私も先生ほどドクターでもありませんし、専門家でもありませんけれども、いわゆる身体障害者の補装具というのは、もともとのスタートは肢体不自由の方の失われた部分を、例えば足の切断でありますとか、そうした部分を補うということで始まったのではないかと思っておりまして、特に内部障害の方について、先生御指摘のように、呼吸器の機能を失っているわけだからその部分、在宅酸素療法をする、それはまさに補装具そのものではないかと、こういう御指摘もあるのかと思いますけれども、身体障害者の補装具のスタートからいくと果たしてどうかなと。むしろ治療用材料というような位置づけの方が適切ではないのかなと思ったり、私もまだ専門家ではありませんが、悩みながら聞いております。

○櫻井充君

 答弁される方がちゃんとはっきりしていただかないと、そこは困るんじゃないでしょうか。  それでは、例えば手術をして肺を失ったと、そういうような場合ならどうなるんですか。これは全体として内部障害だということではなくて、もうちゃんとこうやって切ってしまってなくなっていると。そういう格好だったら一体どう考えられるんですか。

○副大臣(桝屋敬悟君)

 さらに難しいお尋ねでありまして、私の頭も相当混乱をするわけでありますけれども、たまたま私が足の切断という話をいたしましたから先生は肺の切断というお話をされたわけでありますけれども。

 何度も申しますけれども、本来、補装具とは体の失われた部分を補うと、こういうものでありますから、内部障害でそれを果たして整理できるかというと、まだ私も自信がございません。

○櫻井充君

 ちょっとおかしいと思いますよ、これは。機能を失っているんですから、それは今の定義に当てはまると思いますよ。

 もう一点言っておきましょう。要するに、薬を購入する際に、今まで薬価差益というのが問題になっていましたけれども、この在宅酸素の機械で機械差益を得ているんですよ、病院が実際。大体一人の患者さんにつき月一万円ぐらいでしょうか。これは国立病院でもやっていますからね。またこういうことを言うと問題になるんでしょうけれども、そこまでおっしゃるからあえて言わせていただきますけれども、もっと下げられますよ。もっと下げられる。私、実際経験しているんですから。これは入札したところもありまして、年間で六百万ぐらい違っているんですよ。ですから、そういうことから考えれば保険点数もっと下げられるはずなんです、保険点数といいますか。

 そして、なぜこんなことを言っているかというと、くどいようですけれども、患者さんたちの負担は非常に大変なんですよ。やっぱり現場の人たちの声を聞いていただきたいと思います。苦しい思いをしていて、そういう在宅酸素をつけていればもうほとんど一般的な仕事はできないわけですから。そういう中で医療費削減、その人たちの医療費を軽減していくということ自体、私は非常に大事なことなんじゃないかと思います。

 大臣、いかがですか。

○副大臣(桝屋敬悟君) 実際に臨床の現場で仕事をされてこられた櫻井先生のお話でありますから、今の差益の話等については私も改めてそのお話を聞かせていただきましたから、重く受けとめていきたいと思っております。

 いずれにしても、在宅酸素療法を受けながら生活をされておられる方々のそのサービスについて、医療保険制度でどこまでやるのか、あるいは身体障害者福祉法の補装具の世界でどこまでサービスを提供するのか、その辺はきょうの先生の御指摘もいただいて、もう一回私も頭を整理してみたいと思っておりますけれども、先ほどからの説明で補装具としてすぐ認められるということは、簡単に先生お答えができないところであります。

 それから、診療報酬上の問題につきましては、なお先生の御指摘も踏まえて、実勢の価格に応じたやはり診療報酬の措置というものを行っていかなければいかぬというふうに感じておる次第でございます。 ○櫻井充君 よろしくお願いします。

 あと、前から随分、准看護婦制度のことについて言っているんですけれども、実際この法律、全く合っていないわけですよ、この間、途中でやめてしまいましたけれども。保健婦助産婦看護婦法の第六条のところに、准看護婦さんは看護婦さんの指示を受けてからその業をやれと。現場でどの程度やられていると思われますか、伊藤局長。

○政府参考人(伊藤雅治君)

 准看護婦の業務の実態についてのお尋ねでございますが、この件につきましては、平成八年に准看護婦問題調査検討会が調査時点で就業している准看護婦千六百七十七名を対象に、准看護婦、準看護士も含めて、日常行っている療養上の世話及び診療の補助業務に関する医師等の指示について調査を行っているわけでございます。

 その調査結果によりますと、回答のあった千四百十三名のうち、療養上の世話につきましては、おおむね医師、看護婦の指示があると答えた者につきましては三一・六%、准看護婦としての役割が定められているが四・二%、それから状況に応じておおむね各自で対応している、これは六三・一%でございました。また、診療の補助行為につきましては、おおむね医師、看護婦の指示があると答えた者が三九・八%、准看護婦としての役割が定められているが四・七%、状況に応じておおむね各自で対応しているが五五・一%という状況でございました。

○櫻井充君

 つまり、この法律に従っていない人たちがかなりいらっしゃいます。私はもっと多いと思いますけれどもね、実際現場にいたときに。

 こういうものをこのままにしておくのかどうかという議論だと思いますよ。つまりは、准看護婦さんをやめて一本化にしようじゃないかという話は前々から出ているわけです。もちろん、准看護婦さんを今、職から外しなさいということではなくて、こういう法律に反しているような実態で、もう一つ言えば、法律に反しているというよりも実態に合わない法律自体があることが問題なんだと思うんですよ。ですから、そういうことから考えてくると、何らかの施策はとらなきゃいけないんじゃないか、そう思っています。  そこで、くどいんですけれども、毎回言っているんですが、せめてその養成だけでも減らしていくなりなんなりしていかなきゃいけないんじゃないか。この間、地域でというお話がございました。ですから、その地域でそういう人たちが必要だというところであればそれはそのまま残せばいいと思いますけれども、それこそもうそろそろ全部三年制にしていった方がいいとか、そういうことをおっしゃっている人たちがいるのであればというよりも、むしろ積極的に三年制にしていくような格好に厚生省が指導していくべきじゃないのかと思っているんです。

 そして、私は保険点数をもっと高くしてあげたらいいと思うんですよ、看護婦さんの質を向上させて。そういうことをやっていかないと、なかなか日本の医療の質は上がらないと思います。そうでなくても、世界から見たときに看護婦さんの数は足りないわけであって、人手が足りない現状から考えてくれば質を上げていかなきゃいけない、これは当然のことなんじゃないかと思います。

 あともう一つ、あわせて、ちょっと済みません、これで最後にしますが、歯科衛生士さんが宮城県で、これもまたくどいんですけれども、三年制にして何のメリットもないというんです。ですが、厚生省はこの間、歯科衛生士さんも三年制にするべきだという答申を出されているはずなんです。そこの中で、やはり運営の補助金を出すとか、そういう形で私は何らかのインセンティブをかけていくべきだと思うんです。

 伊藤さんがこの間お話しになったのは、こういう看護婦さんは数が足りなかったからなんだ、そのために補助金を出していたとおっしゃいました。これから数の問題ではなくて、私は質を向上させるために何らかの補助金をつけていく、出していく、そういうやり方に変えていかなきゃいけないんじゃないか、そういう転換が必要なんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。

○副大臣(桝屋敬悟君)

 この前の議論も私も伺っておりました。それで、前回の議論の中で、准看護婦さんの養成学校に補助金が出ておる、この補助金の背景というのは、やはり需給問題というような議論があったわけであります。

 ただ、単純に需給問題ということじゃなくて、前回の答弁を繰り返して申しわけないんですが、一つはやはり慢性的な看護職員の不足に着目をしてずっと準備をしてきたという、こういう流れがあると。しかも、平成四年には看護婦等の人材確保の促進に関する法律が制定をされた、こういう流れの中で、さらに看護職員の需給見通しという、こうした計画もできて看護職員の確保に努めてきた、こういう一連の流れの中で准看護婦さんの養成施設に対する運営費の補助ということも私は行われてきたのではないか、こう思っているわけであります。

 そうした背景があるということを前回お話をしたわけで、今運営費の補助のお話がありましたけれども、歯科衛生士の運営費の補助というお話でございますが、歯科衛生士の場合は今のような准看護婦さんのような一連の背景ではないという整理をこの前申し上げたわけであります。しかし、今、委員から、そろそろそこは切りかえるべきではないか、こういうお話をいただいたわけであります。

 委員からもお話がありました歯科衛生士の資質の向上に関する検討会の意見でもあるではないか、こういう御指摘もいただいたわけでありまして、こうした検討会の結果も十分踏まえながら私どもも取り組みを進めているわけでありますが、まずは修業年限を三年に延長する場合の施設整備に要する費用については、これは国庫補助というものを導入したわけでありまして、看護婦さんが運営費補助まであるから歯科衛生士さんも直ちにという背景にはまだないというふうに考えているところでございます。

○櫻井充君

 この間のものつくり大学の件でもお話ししましたけれども、自分たちが必要だと思えばあっという間に省令を変えて予算つけるわけです。これ本当に必要だと考えていらっしゃるんであれば、私はこの転換を図ること自体簡単なことだと思いますよ。ぜひ、そこら辺のことについて御検討願いたいと思います。  本当は身体障害者福祉法の十五条についてお伺いしたかったんですが、時間になりましたのでやめさせていただきます。

 ぜひ、坂口大臣、きちんとした形でそしゃくして嚥下していただいて、歯医者さんにも診断書を書けるようにしていただきたい。そのことを要望いたしまして、私の質問を終わります。


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Last-modified: 2008-12-08 (月) 07:57:17 (3179d)