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私は、卒後12年目の歯科医師です。 大学の研修医を経て、一般開業医で現在働いています。 その間、現在の歯科医療提供体制に様々な疑問をいだき、一昨年から2年間、九州大学医療経営管理学講座に勉強に行きました。 そこで学んだことをまとめた物ですが、ここに添付させていただきます。

これからの医療政策は、医療者自身が、保身のためだけではなく、国単位でどうやれば効率的に医療を提供できるかを専門家の立場として提案していかなければならないと考えています。 みなさまが、今後の歯科について考えていく上で、多少なりとも刺激になればと思います。


歯科医療政策」の続きのページです。
以降、コメントは、このページでお願いします。


  • サイトのBBSに何度も書き込もうとしたのですが書き込めません。しばらく自身の考えを整理します。医療レベルの差についても考えています。というのは、がん医療について話を聞くにつけ患者にとって切実なのはどこでも一定レベル以上の医療が受けられるかどうかということのようなのです。腫瘍内科医や物理医学士の圧倒的不足や偏在の話を聞くといろいろ考えさせられます -- 大阪? 2007-10-31 (水) 22:05:22
  • 勿論、これは自戒を込めての書き込みです。我々は患者に、どこの医院にかかっても一定の幅の均一なレベルの歯科医療を受けることができると断言できるのでしょうか。難しい問題ですね。 -- 大阪? 2007-10-31 (水) 22:17:20
  • 「どこの医院にかかっても一定幅の均一なレベルの歯科医療を受けることができる」を実現させるための方策を考えてみます。考えられる方策は3つで、第一に「専門職能団体内での自己規制の強化」、次に「第三者評価機関による評価」、最後に「保険者機能の強化」であるように思います。まず、最初に挙げた方策については、非常に身内に甘いという歯科業界の体質を鑑みると実効性に乏しいと言わざるをえません。2番目、3番目の方策については、現在行われている歯科医療サービスの内容が標準化しているとは到底いえないことを考えれば、これもまた難しいでしょう(個人的には、将来的に保険者機能はある程度有望であると考えていますが)。以上のことを考えると、まずは歯科医療を受ける患者の意識を高めるような方策を打ち出していくことが必要であるようにと思います。 -- 田中? 2007-11-01 (木) 09:47:58
  • 田中先生、ありがとうございます。ガイドラインの策定と臨床に反映させる方法、ならびに「良貨が悪貨を駆逐する」方法論の可能性についてはどうでしょう。 -- 大阪? 2007-11-02 (金) 00:12:13
  • 久々に覗いてみました。今財源が無いという理由で歯科のみならず医療全体が崩壊しそうな状態です。政府、経済界の都合で削減される医療費、これを制度で質の保証をしようとする。この状況戦時中のスローガン”欲しがりません、勝つまでは”という時代の状況にどこか似ていません?すなわち、官僚の暴走を食い止められず敗戦まで行き着く?医療の崩壊まっしぐらという感じです。政財官の税金を払わない、食い物にするもののスケーブゴードにされている? -- 匿名? 2007-11-02 (金) 15:47:01
  • ガイドラインの策定と臨床に反映させる方法、ならびに「良貨が悪貨を駆逐する」方法論の可能性について。前者が機能すれば、結果として後者のような状態が作れる可能性があるという風にお考えなのでしょうか?ガイドラインの策定はそれなりに意義のあることだとは思いますが、現在の歯科医療の分野で、それが確実に臨床に反映されるような状態をつくることは難しいのではないのでしょうか?ガイドラインはおおまかな枠組みみたいなもので、細かい治療方法を規定するものではありません。ですから、個別性の高い歯科医療において、それが臨床に反映される範囲はかなり限定的なものにならざるを得ないと思います。「良貨が悪貨を駆逐する」方法論については、難しい問題で色々と考えられるかとは思いますが、レセプトオンライン請求システム導入の結果構築されるデータベースは、使い方によりますが、それなりに効果が出る可能性があるのではと思っています。皆さんは、どのようにお考えでしょうか? -- 田中? 2007-11-05 (月) 14:57:47
  • 「良貨が悪貨を駆逐する」についてですが、オンライン化は保険者に都合良すぎます。 それよりは治療内容を患者さんに分かり易く説明する方が、意味があると思います。 良貨とは患者さんにとって良いものであるべきで、保険者にとって良いものではありません。少なくとも現段階でのオンライン化構想は、保険者が都合良く医療費を削減するために構築されています。 -- ゴジラ? 2007-11-05 (月) 22:55:54
  • 「現段階でのオンライン化構想は、保険者が都合良く医療費を削減するために構築されています」というのは、どのような事実からおっしゃられているのですか? -- 田中? 2007-11-06 (火) 09:46:25
  • オンライン化による医療費削減分の使い方が明確に示されておりませんので保険者側の経費削減で済まされてしまいます。 また医療情報の管理についての条項もハッキリしておりませんので、保険者同士で情報を集めて、医療機関毎の分析が可能となります。こちらのあずかり知らぬところで各医院情報を分析され、個別集中的に審査される可能性があります。もちろんそれが必ずしも悪いことではありませんが、現在のように審査が密室で行われている状況が改善しなければ、保険者の一方的な査定頻発は確実です。 -- ゴジラ? 2007-11-06 (火) 11:12:12
  • 医療費削減、経費削減、共に国民にとっては悪いことではありません。「レセプトオンライン請求システムを導入しデータベースを構築すること」は医療の民主化には必要不可欠なものです。また、そういったデータベースなしには、EBMなど行いえません。「現在のように審査が密室で行われている状況」を改善することとなどの問題は勿論解決していかなくてはならない問題だとは思いますが、そのような状況だからレセプトオンラインに反対という論調では広く世間には受け入れられないと思いますが、みなさん、いかがお考えでしょうか? -- 田中? 2007-11-06 (火) 15:52:11
  • 「オンライン化」という言葉の意味には賛成します。しかしながら現在実質的に行われているのは、削減ありきのシステム化です。 「効率化」とは無駄を省き、効果のあるところには重点的に配分することです。 「オンライン化」「効率化」・・・聞こえは良いですが、中身を見なければなりません。 大事なのは何を目的としているかということです。 真の意味での「効率化」を目指すための「オンライン化」には賛成です。 -- ゴジラ? 2007-11-06 (火) 16:54:51
  • モデレータがいない上、匿名な場で議論しても、決して結論は出ないものです。皆さん、よく付き合っていますね。ここで政策論議をしても、取り込まれることは無い訳で。 -- とし? 2007-11-07 (水) 15:42:33
  • モデレータとはグループのお世話係、管理者ということでよろしいでしょうか? -- 2007-11-07 (水) 18:28:45
  • ここでの議論をどう生かすかは、それぞれの参加者、読者次第です。 少なくとも私はこういった議論を通して、多くの考え方を勉強させていただき、社保庁、厚労省、国会議員などとのコンタクトの際に生かしているつもりです。 -- ゴジラ? 2007-11-07 (水) 18:34:44
  • オンライン化の狙いとして「医療機関の診療傾向の把握手法等に関する研究」というものがあります。医療保険業務研究協会 が行っているとのことです。(会員MLより) -- ゴジラ? 2007-11-08 (木) 00:13:48
  • ここで議論しても政策には取り込まれないとは、まったくおっしゃる通りです。では、何処かで政策に取り込まれるための議論はなされているのでしょうか?歯科医師会で、これまでの慣習に囚われない建設的な議論が行われているのでしょうか?歯科側は、中医協ではまったくといっていいほど発言しません。この現状は、何を反映しているのでしょうか?歯科医師会がシンクタンクを作ったといっても、ついこの前で、しかも常勤の研究員は一人という状況です。そんな中、今後の歯科医療政策は、どのような人々が考えていくべきなのでしょうか?厚生官僚や政治家にまかせっきりでいいのでしょうか?我々は、公務員ではなく、国家資格を持った専門職能団体です。自分達のことは、自分達が一番よく分かっているはずです。一定の公費を使って仕事をさせてもらっているのですから、真に国民のためになることを考えていかなくてはならないはずです。始めの一歩は小さくても、その一歩がない限り二歩目はありません。そのような一歩として、このNPOには期待しています。 -- 田中? 2007-11-09 (金) 11:36:31
  • 11月3日の週間東洋経済に、北海道のある島における医師不足の記事が掲載されていました。その記事の中に、(歯科医は島にはいない。子供が冬に歯痛になれば、学校を休んで札幌に通わなければならない。「だから一生懸命歯を磨かせている」と学齢期の子を持つ女性は話す)という文章がありました。これを見て、歯科医学に疎い一般の人々は、島にはお医者さんがいなくてかわいそうだなということになるのでしょう。確かに、予期せぬ歯科疾患を患った場合は不幸でしょう。しかし、実際にはどうでしょうか?この母親は、近くに歯医者がいれば子供にあまり歯を磨かせないということになるのではないでしょうか?しっかり歯磨きをしてその習慣を身につけ、その結果、健康な歯を維持することと、歯磨きをせずに虫歯になったが近くに歯医者がいるので直してもらい、そうしながらやり過ごし徐々に修復歯を増やしていくこととどちらが健康的で幸せなのでしょうか?歯科疾患に対処する最良の方法は予防です。我々は、国民ともたれ合っていないでしょうか?歯科がこれ以上コンビニ化するのであれば、ある一定は公費を引き揚げるべきなのではないでしょうか?「医療の民主化」を真剣に考えた場合、歯科医療の特性を考えた政策を提案することが、歯科医師としての良識なのではないでしょうか?皆さん、どのように思われます? -- 田中? 2007-11-13 (火) 15:19:52
  • どうでも良いつっこみですが、歯科医師なら歯磨きすれば虫歯予防出来るとは言わないと思うんですが・・・ -- 2007-11-13 (火) 16:41:09
  • おっしゃる通りだと思います。一番効率の悪い2次予防につぎ込むよりは先ずは1次予防に一定の公費と労力を割き、3次予防でフォローアップしていくのが理想と思います。歯科医療のみに着目すれば1次予防をないがしろにして処置部分の公費拡充を求めることは著しく片手落ちです。 -- 2007-11-13 (火) 18:34:33
  • 座談会でも議論に挙がっていたのですが、「病気の構造変化」や「人口比率などの社会要因」に医科は対応してきたと思います。歯科はどうだったでしょうか。保険診療においては急性症状の対応と一定レベルの機能回復のみを延々繰り返してきました。昨今の「メンテ」はほとんど食い詰めた歯科医師の手法です。真摯な歯科医師なら昔から取り組んでいるでしょう。医療改革大綱にはシナリオとして「予防」「在宅医療・ケア」が大きく盛り込まれています。田中先生の仰るように医療崩壊を如何に食い止めるかという動きの中で、維持可能な医療制度の再構築を考える際に歯科というもののありかたのグランドデザインを提言せねばなりません。IT化・情報開示が避けられない流れだとしたら、それは様々な歯科が抱える諸問題を解消させる「契機」になり得るとも考えるべきかもしれませんね。 -- 大阪? 2007-11-15 (木) 13:32:43
  • 私は、IT化・情報開示は様々な歯科が抱える諸問題を解消させる「契機」にしなければと思っています。これからの医療提供のあり方は提供者のみが考えていくのではなく、幅広いステークホルダーを巻き込まなければなりません。自分たちの身勝手な論理では、世間は相手にしてくれません。過去から現在に至るまでの経緯から、過剰に身構えても仕方がないと思います。時代は少しずつではありますが、確実に変わってきています。私たちも医療者であるなら、自分たちの襟を正して正論を訴えていくべきです。IT化・情報開示は、負の側面も多少は出てくるかもしれませんが、それ以上の利益を国民にもたらすはずです。もちろんIT化を進めるための経費の問題、現在の診療報酬体系の不備等の問題があるとは思いますが、そういった問題があるから頭ごなしに反対では自分たちの利益しか考えていないと思われても仕方がありません。専門職能集団として誇りの持てる対処を望みます。 -- 田中? 2007-11-17 (土) 17:06:10
  • 「歯科医抑制へ歯大再編促す、政府・与党が対策」という記事に関して、みなさんどう思われます?歯科医が過剰であるという話は、巷では既定の事実のように語られています。世界的に見た場合はどうでしょう。WHOの2006年の報告によると、日本は30位でイギリス・スウェーデン・ドイツよりも少なく、アメリカの二分の一以下です。このような数字だけを取り上げてもあまり意味はありませんが、とりあえず数だけに着目すれば、日本の歯科医師数が特別多いわけではありません。医師数はどうでしょう?日本の医師数はWHOによると68位で順位は歯科医師数よりも低いのですが、アメリカの半分以下というわけではありません。そんな医師数もほんの数年前までは過剰であると言われてきたものが、昨今は医師不足だとまったく逆方向へと変化しています。歯科医師数は、本当に過剰なのでしょうか?過剰だというのは、今までの歯科医療提供体制とそれをささえる公的保険、さらに現物給付される歯科医療のレベル等がこれからもあまり変化しないという前提に基づいた評価なのではないでしょうか?これから未来の歯科医療は、そのような現在の延長線上にあっても良いのでしょうか?どのように思われます? -- 田中? 2007-11-21 (水) 11:50:37
  • 過剰かどうか、基準をどこにおくかでその評価は逆転しますね。 公費自費を含めた歯科医療費全体が大幅に増え、欧米並みに1日10人程度こなし、それなりに質の高い治療を行うのなら足りないかも知れませんが、現在の医療費程度(少し増えたくらいでは)で1日20人、30人診るような体制が続くのなら過剰と言えますね。  私の視点としては歯科医過剰により(モラルや学術的)レベル低下を抑止するためには、一端は減らしその存在価値を上げることによってレベルも上げ、そして国民からの要求があった時にまた(少しだけ)増やすべきだろうと思っています。 -- ゴジラ? 2007-11-21 (水) 16:22:35
  • また歯科医師の活動領域を広げれば良い、という話は日歯や私立同窓会から良く聞こえてきますが、 需要を増やしてから供給すべきなのに、供給を増やしてから需要を探るのは本末転倒ですね。 需要を広げ、国民の要求があって初めて供給を開始すれば良いのです -- ゴジラ? 2007-11-21 (水) 16:29:38
  • 歯科医師の過剰は、モラルは別として学術的レベルの低下をもたらすのでしょうか?削減により、向上に向かうのでしょうか? 削減により、 歯科医師の平均所得が上がる>歯学部を希望する学生が増える>歯学部に入るために要求される偏差値が上がる という図式なのでしょうか?この図式では、国民が受ける歯科医療サービスの向上には必ずしも結びつかないと思います。 -- 田中? 2007-11-26 (月) 12:21:45
  • 所得も無関係ではありませんが、歯科医師としての職業的魅力が失われている現在、優秀な学生が集まりません。 偏差値だけで言うつもりはありませんが、最低限必要な論理的思考能力(数学や物理、化学)とコミュニケーション能力(国語、英語)、社会的常識(社会)などがある程度は必要です。 歯科の学術レベルが上がればその恩恵を国民は受けることが出来ます。  未だに虫歯予防に歯磨き云々のようなことを言って、治療を続けることは国民にとって不幸と言わざるを得ません。  -- ゴジラ? 2007-11-26 (月) 16:45:31
  • 他の歯科医師が感じていることは一様ではないと思いますが、私も個人的には現在のようなあり方では歯科医師という職業は十分に魅力のあるものとは言えないと感じています。それはおそらく、今後も歯科医療費の大半が公的な支出により裏づけされる限り続くのではと思っています。歯科医師業の魅力とはなんでしょうか?また、その魅力を高めるために必要なこととは何でしょうか?皆さん、いかがお考えでしょうか? -- 田中? 2007-11-27 (火) 09:16:58
  • 11月17日の日本口腔検査学会講演で、江藤一洋日本歯科学会会長が「歯科の経済基盤の強化」の必要性を謳われています。また、それを実現していくための方策として、補綴の公的保険からの切り離しという案も挙げられています。私もその方向性に賛同します。何故そのようなことをここに書き込むかといえば、私が考える歯科医師の魅力向上のための道筋につながると考えるからです。これからの歯科医療は、これまでの保険診療により縛られた画一的な治療から、各々の患者の多様なニーズを汲み取ったバリエーション豊富な治療へと転換していくべきであると考えます。そして、そのような診療スタイルこそ、歯科医師の職業としての魅力向上に欠かせないものであるように思います。そのためには、補綴の切り離し、もしくは補綴に対しては現物給付ではなく定額補助等の施策が、まずは必要であると考えます。 -- 田中? 2007-12-03 (月) 12:17:54
  • 歯科界からの視点では良いのかも知れませんが、国民の視点ではどうでしょうか? また補綴を切り離した場合、国民の受診率の変化、歯科補轍に対する支出の予想などの分析はされていますでしょうか? -- ゴジラ? 2007-12-04 (火) 09:12:41
  • 国民の反応を考慮すれば、いきなり保険から外すことは現段階としては到底無理でしょう。政策的には、段階を踏むことが必須だと思います。その過程で、おっしゃるように受診率の変化、歯科補綴に対する支出などの分析を行っていく必要があるのでしょう。ただ、私が何故そのような事を主張するかと言えば、そもそも論として、ある程度経済成長を成し遂げ低成長時代に入った国が、広く国民全体に対して、補綴まで公的保険でカバーする必要があるのかと感じているからです。まったく反対の視点から観て、補綴を公的保険から支出しなければいけない合理的な理由はなんでしょうか? -- 田中? 2007-12-05 (水) 10:05:17
  • 歯科医療は価格弾力性が高いことはご存知だと思います。これを考えれば、歯科医療も国民皆保険の範疇に含め、相互互助の働きを期待することは国民全体で考えても間違っていないと思います。「応益負担」だけでなくて「応能負担」を求めても良いでしょう。ただ、歯科疾患の多くは予防により制御できることを考えれば、医療の分野だけでなはく、保健の分野の充実が望まれるでしょう。 -- 2007-12-05 (水) 15:24:59
  • 予防給付が実施されれば、その後補綴が外れても良いかも知れませんね。 ただし現状のまま予防給付せずに補綴を外したら・・・ 日本人の口腔内は・・・ガクブル -- ゴジラ? 2007-12-05 (水) 17:01:02
  • 補綴を保険給付することに対する考え方は -- ゴジラ? 2007-12-05 (水) 17:07:19
  • いくつかあると思います。 補綴を保険給付する合理的理由って何でしょうね? ならば、給付しない合理的理由って何でしょうね? 義手、義足も保険給付しても良いという考え方もありうるでしょうね。 「保険」の定義をどうみるかによっても変わりますね。疾病だけとみるのか、歯牙の欠損を疾病ではなく障害とみるのか、では障害の定義は?    ひとつの見方としては、権丈先生の言われるように社会保障の再配分と考えても良いかも知れませんね。その再配分の割合に応じてどこまで給付するか議論してもらうのが良いのではないでしょうか?  いずれにしても補綴を給付するのかしないのかは我々歯科側が決めることではないことだけは確かですね。 -- ゴジラ? 2007-12-05 (水) 17:11:47
  • 健保法の目的は「労働者の業務外の事由による疾病、負傷若しくは死亡又は出産及びその被扶養者の疾病、負傷、死亡又は出産に関して保険給付を行い、もって国民の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする」とある通り、基本的には疾病に対しての保障で、機能回復はその目的とはしていません。また、公的医療保険が日本では強制加入であるという現実を鑑みれば、加入者の行動次第で罹患率が大きく変わる歯科疾患(ましては補綴を)を他の疾病同様に保証するということは、公平の観点からみて問題があるように思います。また、歯科医療サービスの価格弾力性が高いということは、医療経済学的に見て、あまり手厚く公的にカバーすると過剰需要が発生し、財政的に無駄が大きくなります。歯科疾患の大部分は「生物社会的な疾患」だと言われています。何故日本で予防が定着しないかと言えば、日本の大部分の人々が、高率のウ蝕有病をもたらすような、日本における種々の組織や制度・習慣などをそれとなく受け入れてしまっているからなのです。そのような状態である日本国民の意識を、専門家である私達がリードする必要があるのではないでしょうか?一般国民は、歯科疾患の特性などを熟知しているわけではありません。ですから、なんでもただ国民の意思を仰げば良いという姿勢では我々の存在意義は薄まるばかりではと思います。 -- 田中? 2007-12-08 (土) 11:24:50
  • 確か健康保険法は労働力の回復がその目的として戦前に制定されました。 また国民健康保険法もその穴を埋めるように制定されましたが、なにせ古いですね。  さて健康日本21を元に作られた健康増進法をご覧下さい。第6条です。健康保険法の上位法であることがわかります。 -- ゴジラ? 2007-12-08 (土) 15:25:00
  • つまり、今求められているのは疾病のみの保障ではなくなっているということです。 医療経済学的にみて、いまの医療費は低すぎです。   国民に全てを任せるのではありません。国民から依頼されて動くべきだと言いたいのです。 -- ゴジラ? 2007-12-08 (土) 16:46:25
  • 公的歯科医療保険からの給付内容を決めることに、健康増進法は関係ないと思いますが。健康増進法といえば、基本的な考え方は「国民は自ら健康の増進に努め、国、地方公共団体、保健事業実施者、医療機関その他の関係者は相互に連携、協力しながらその努力を支援」となっており、私が主張したいことと何ら齟齬はありません。疾病のみの保障ではなくなっているとのことですが、では、例えばメガネやコンタクトレンズにまで公的に保障した方が良いということですか?医療費に関しては、確かに私も日本は諸外国に比べて低いと考えていますが、歯科に関してはどうでしょう?日本ほど、歯科医療に関して公的な支出が多い国は少ないのではないでしょうか? -- 田中? 2007-12-12 (水) 12:11:54
  • 先日学校医の眼科の先生と話をしました。近視は「病気」ではないそうです。 ま、それはおいといて、健康増進法では疾病予防が謳われていることが最大の特徴です。そして健康保険法もそれに従うべきであると。  となると歯科の予防給付は当然保険給付に含まれるはずであり、実際に次期改定ではそれを含めた総合管理が強化されようとしています。欠損補綴が疾病であるかどうかと言うことに関して、異論があろうと思いますが、視力矯正のようにそれを行わないことで他の疾患が誘発されなければ良いと思いますが、歯牙の欠損ではどうなんでしょうね。  日本の歯科医療の支出が多いというデータはありますでしょうか? 私が知っている限り少ないと思いますが。ただし範囲は確かに広いですね。ですが他国より広いから狭めると言う理屈が通るのなら、その前に他国より低い医療費を上げることが先決でしょうね。 -- ゴジラ? 2007-12-14 (金) 14:49:31
  • ん?自分で書いていて、疑問・・・ 日本は歯科の給付範囲は広いんだろうか?  補綴の給付は他国では珍しいだろうが、予防を給付しないのもこれまた珍しい。保険で出来ない治療(インプラント、金属床、MB、HJK、セラミック、GTR法、再植術(一部のみ保険適用)、etc.)も多くあるし、治療方法、順番にも制限がある。 どうなんでしょうね。 -- ゴジラ? 2007-12-14 (金) 15:02:12
  • すみません。日本の歯科医療費は低くないですね。資料確認しました。 しかし単価は非常に安く、質より量(数)というのが特徴のようですね。 予防が進んでないひとつの現れかと思います。 -- ゴジラ? 2007-12-14 (金) 16:55:31
  • 12月25日付けの保険医新聞の記事に、保団連の代表者らが歯科診療報酬の改善を求め国会議員に要請したとありました。その中に「歯科保険の枠を広げて欲しい」との要望がありましたが、具体的にはどういった内容のものが追加されることを期待されているのでしょうか?ちなみに新聞記事やネットからの情報では、いまひとつ訴求力に欠けたものしか挙げられていませんでした。どなたかご存知なら教えてください? -- 田中? 2007-12-28 (金) 16:43:08
  • 今年の歯界展望1月号に興味深い投稿がありました。「福祉先進国・北欧に学ぶ今後の歯科活動のあり方1」というタイトルです。そこには、かなり合理的な(歯科医療特性に配慮してあると思われる)システムが紹介されていました。文中のデンマーク歯科医師会の会長は、「デンマークモデルはThe World’s Best Oral Health Careである」と語っています。私は、日本国民の口腔衛生状態を改善するための最も効果的な方法は、歯科医療を提供する上でのシステムの改善だと考えています。皆さんはいかがお考えでしょうか?今、日本では4月の診療報酬改定に向けた目先の話題に終始していますが、小手先の改善ではどうにもならないところに医療界(特に歯科)は来ているのではないでしょうか? -- 田中? 2008-02-05 (火) 18:08:06
  • 歯界展望を購読していないので記事を読んでおりませんが、デンマークについては、医療経済学の議論でも賛否両論ありますよね。 確かに現在目先の話題になっていますが、開業医としては避けられないことですのでお許し下さい。  デンマークモデルを参考に今後の歯科医療をどうするかということについては、日本そのもの自体が今後社会保障をどのように進むべきかという国民議論を経なければならないと思います。歯科だけ北欧方式とはならないでしょうから。 いずれにしても「小手先の改善ではどうにもならない」のは確かですね。まず最初にこのことを国民に知ってもらう努力を我々はすべきですね。 -- ゴジラ? 2008-02-12 (火) 18:23:51



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Last-modified: 2008-02-12 (火) 18:23:51 (3364d)