Top / 歯科技工加算創設の影響調査に係る検証調査票について

2010年9月29日 第179回中央社会保険医療協議会総会議事録

○日時
平成22年9月29日(水)9:30〜12:35

○場所
はあといん乃木坂

○出席者
遠藤久夫会長 牛丸聡委員 小林麻理委員 関原健夫委員~ 小林剛委員 白川修二委員 中島圭子委員 勝村久司委員 北村光一委員
田中伸一委員 伊藤文郎委員
安達秀樹委員 嘉山孝正委員 鈴木邦彦委員 西澤寛俊委員
邉見公雄委員 渡辺三雄委員 三浦洋嗣委員
北村善明専門委員 坂本すが専門委員 住友雅人専門委員

<参考人>~ 加藤治文薬価算定組織委員長

<関係者ヒアリング出席者>~ 千葉正展 独立行政法人福祉医療機構経営支援室経営企画課 課長

<事務局>~ 外口保険局長 唐澤審議官 鈴木医療課長 迫井医療課企画官
屋敷保険医療企画調査室長 吉田薬剤管理官 鳥山歯科医療管理官 他

○議題
○ 医薬品の薬価収載について
○ 先進医療専門家会議の検討結果等について
○ 医療機器の保険適用について
○ 歯科技工加算創設の影響調査に係る検証調査票について
○ 初再診料や外来管理加算、入院基本料等について
○ その他


以下、抜粋。

○牛丸部会長

それでは、本日の議題に移らせていただきます。

 「歯科技工加算創設の影響調査に係る検証調査票について」、お話しいたします。  これまでの経過について若干お話しいたします。この調査票案に対しては、もう既に皆様のところにお送りいたしまして、皆様から幾つか御意見、御指摘をいただきました。それらの御指摘事項を踏まえまして、9月10日に調査検討委員会が開催されました。本日は御欠席ですが、白石委員が委員長となりまして、歯科の専門の方お二人を検討委員にしまして、そこで、その時点の調査票案について詳細に検討を行いました。もちろん、皆様からいただきました御指摘を一つひとつ検討いたしました。その会には私もオブザーバーとして参加いたしました。その検討の結果、修正をいたしました。そのものを再び皆様のところにお送りいたしまして、それに対してまた再度いろいろ御指摘をいただきました。本日皆様のところにお出ししているのは、その再修正をいたしたものであります。その対応をしたものでございます。もちろん、今日の段階ではまだ何か御意見があればちょうだいしたいと思います。

 それでは、修正概要については事務局よりお話しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○遠藤会長

 事務局、お願いします。調査室長、どうぞ。

○事務局(屋敷保険医療調査室長)

 それでは、修正の調査概要につきましてお話をさせていただきます。

 今、部会長のほうからお話がありましたとおりの経緯を経まして、本日、調査票の案を掲示させていただいております。調査の議論をする中で、やはり今の加算の部分につきましての調査であるということ、それをもう少し広く調査すべきではないかという意見がある一方、当初の調査票につきましては対象となる人数とかがかなり多い欄もございましたので、そのようなものにつきましては、調査に御協力いただく医療機関の御負担を考慮し簡素化をするといったような点、またこの調査票の文言につきましても、患者票のほうも含めまして分かりやすい形にするということを考慮いたしまして、調査票のほうを本日の案にまとめさせていただいているということでございます。

 資料の総−4−2のほうをごらんいただきたいと思いますが、施設調査票及び患者調査票から構成されております。歯科技工加算、20点の加算でございます。破損した有床義歯を預かった日から起算して2日以内に修理を行うということ、常勤の歯科技工士さんの配置がされているということ、院内掲示がされているといったことによりまして、医療機関側におきましてもどのような効果が発生しているか、あるいはそれの体制整備にどのようなプラスがかかったか、また患者様のほうから見ましても、それの周知度合いでありますとか、どのような効果があったのかということをお聞きするものでございます。

 施設票の1ページ目でございますが、基本情報について、また歯科技工の体制整備の状況、届出の受理の時間ということでございます。また、歯科技工士の配置時期につきまして、常勤・非常勤の加算の届けに当たっての増員の有無、あるいは人数といったものをお聞きするものでございます。また、2の6、7につきましては、患者さんに対します周知あるいは院内掲示、あとは効果的であるかどうかというふうに施設のほうが考えているかどうかといった内容でございます。

 2ページ目の3番目でございますが、有床義歯修理の状況で、外来患者総数と歯科技工加算を実際に算定した患者の総数、それぞれ本年の半年分につきましての調査をお願いするものでございます。また、その加算の届出以降の延べ床数の変化状況につきましてお聞きをしているものでございます。

 3ページ目につきましては、歯科技工加算が算定できない場合があったか、あった場合にはその理由、また歯科技工加算の届出をしているけれども、施設外の歯科技工所を活用するときがあった、その理由といったものをお聞きしているところでございます。それで、施設内の歯科技工室、施設外の歯科技工所で行った床数分につきましての割合を算出するための調査をお願いしているものでございます。

 それで、4枚目でございますが、歯科技工士の活用による効果として、患者さんに戻すまでの時間が短くなることや、歯科医師が集中して処置をできるようにすること、あとは治療する側から見て患者さんの安心感が増したように感じるかどうか、5段階の評価をするというものでございます。

 続きまして、患者票でございますが、こちらは算定をした患者さん2名につきまして、施設を通じて調査の依頼を行うものでございます。かかりつけの歯科医療機関であるかどうか、これは御意見をいただきまして修正をさせていただいた部分であります。あとは、3番でございますが、本日は入れ歯の修理以外に何かその他の治療があったかどうか、あと入れ歯の修理と個数の問題、あとは修理が戻ってきたタイミングとそれをどのように感じたか、あるいは戻ってくるまでの間の支障のぐあい、具体的にはお食事のぐあいといったものを調査項目とさせていただいております。

 それで、7ページ目でございますが、歯科技工加算につきましてどのような説明を受けたのか、あとは修理が終わった入れ歯のぐあい、あとは加算自体の認知度といったようなものをお聞きしているものでございます。それをまたどのように知ったのか、あと院内掲示に関連すると思いますが、ポスターでの掲示に対しての印象をお聞きしているものでございます。また、患者様から見て、施設内の歯科技工室あるいは歯科技工士さんがいることによる安心感といった印象を聞かせていただいております。

 また、加算点数の創設について患者様のほうからどのように見ているのかということで、これも修正をさせていただいているところでございますが、自己負担、保険財源からの負担を求めるといったような点から見て、患者様のほうからどのように考えるのかといったところを最後の5番目の項目で入れております。

 9ページ目でございますが、そのような体制が整えられた加算といったもの、負担増といったものでありますが、そのような歯科医療機関を利用したいと考えるかどうか、あとは何日目ぐらいが日数として受けとめる側として効果があるのかどうかといった点につきまして、調査項目とさせていただいております。  また、今後の予定でございますが、調査期間は 11月を予定しております。また御審議をいただきまして、よろしければ準備に入らせていただきたいと思います。

 補足は以上でございます。

○遠藤会長

 ありがとうございます。

 牛丸部会長からお話がありましたように、委員の皆様には事前配付をしてありまして、一定の御意見は反映した形になっているわけですけれども、本日御意見があれば、また承りたいと思います。

 じゃあ、白川委員、どうぞ。

○白川委員

 この調査票につきましては、私どもも事前に御意見を申し上げて、取り入れていただいておりますので、調査内容につきましては特に異存がございません。

 1点、要望をさせていただきたいんですが、今回は歯科技工加算の施設基準を届け出ている施設に限定した調査ということで、加算を導入したことによってどういう変化があったかということは把握できるかと思いますが、一方では、届出をしていない施設との比較というのも重要かというふうに考えております。それは今回調査するまでもなく、たしかこの加算を検討したときにいろんなデータが出されていたというふうに思っておりますので、既存のデータで結構でございますから、御報告いただく際には、この内容だけではなく、施設基準を届け出ていないところとの比較も含めて御報告いただくようにお願いをいたします。

○遠藤会長

 ありがとうございます。

 検証結果の報告をまた議論するわけですけれども、その際には比較可能な施設基準を届けてないものも含めたその結果との比較ができるような、そういう資料も作成してくださいということです。よろしくお願いします。

 それでは、渡辺委員、どうぞ。

○渡辺委員

 まず最初に、私たちも意見を出させていただきました。今、白川委員のほうからの御要望というか御指摘があったところが1つ、それは私たちとしても大きなポイントだったと思います。実際に技工加算を届け出ていないところで、要するに外部の技工所と緊密な連携のもとにこういう対応をしているというところを把握するということによって、この比較対照で十分検討がさらに高まるのではないかということでお願いいたしましたが、今回は加算を届け出るところに限定して行うということなので、それを了承したところです。改めてまたこうしたものについての調査を行うことがあったときには、そういう外部技工所との連携というところを一つ中心にした調査もしていただけると、全体としてもいい結果が出てくるのではないかというふうに考えていますので、お願いしたいと思います。  ちょっと御質問なんですけれども、資料4−1に2,000施設に歯科医療機関の調査が出ていますが、現在、どのくらい施設基準、届けられているのか。たしか中医協でこれを検討したときには15%か17%ぐらいの技工士が院内にいるという調査が出ていたかと思うんですけれども、実際に今どのくらいのところで出ているのかをちょっと教えていただきたいなと思います。

 それから、1点要望ですが、今説明のほうでもありましたけれども、実質11月からの細かな調査、特に医療機関にとって3ページの(6)などは、非常に細かな中身を一つ一つ調べていかなきゃいけない。これは11月の実際に診療中の中で、あらかじめ十分理解していればそこでデータを常に集計していくという形ができますので、10月いっぱいの送付かと思いますが、極力早くしていただいて、中身を理解した上で調査に対応できるようにお願いしたいと思います。

 それから、ちょっと御質問があるんですが、7ページの患者さんの調査なんですが、患者さんのほうとしてこういう、特に(1)なんですが、知りたいのかなとは思っているんですが、臨床現場として、ここには入れ歯の修理についての説明とそれから技工加算のその説明をというんですが、じゃ、どんな説明を具体的に求めているのかなというようなところが、臨床現場として見ているとちょっとよく見えないんですね。その必要性がどこにあるのかなというところがあるので。

 実際の臨床の現場では、まさに生活に密着した入れ歯ですから、我々としては極力早く終了してお戻ししてあげたいという、当然そういう気持ちでやっているわけですね。その修理、「割れちゃいました」って言って持ってきた場合、それを「はい、わかりました」。よくお口の中で適切に合わせて元に戻す形を整えてから、院内の技工士に最終的仕上げをしっかりやってもらうという形だと思うんですけれどもね。だから、そういう中でどういう説明をということを求めているのかなと。あるいは技工加算、上に説明がありますね。20点ですね。200円ですよと、そのうち負担が60円ですよという、そういう説明をするのかな。ちょっと何かよく分からないなと。必要性が見えないなというところなので、改めてそこのところを検討した上で、検証部会でも最終的な案をつくっていただければというふうに思います。

 以上です。

○遠藤会長

 ありがとうございます。

 質問が2つ、あと御要望が1つということでしたけれども、質問につきましては、1つは届出診療所の数ということだったと思います。もう一つは、この説明というのはどんなことを想定しているのかということでしたけれども、事務局、いかがでしょうか。

 事務局、お願いします。

○事務局(鳥山歯科医療管理官)

 歯科医療管理官でございます。

 渡辺委員のほうから御質問2点、御要望1点をいただきました。

 まず、御質問の1点目でございますが、歯科技工加算の届出の医療機関数でございますけれども、医療課調べで8月現在でございますが7,306施設でございます。ちなみに、歯科医療機関が現在約6万8,000ございますので、これの11%に相当するかと思います。

 あと、2点目のお尋ねでございますけれども、患者向けの調査票にあります入れ歯の修理の際の説明内容ということなんですが、私ども現在想定しておりますのは、例えば患者さんは専門的な知識をお持ちではありませんので、果たして修理で対応可能なのか。場合によると新しく入れ歯をつくるということもあります。また、どういった修理が必要かといった点についても主治医の歯科医師から御説明をいただいているものだというふうに認識しております。

 あと、御要望のスケジュールに関連したことでございますけれども、調査に御協力をいただく歯科医療機関にできるだけ御負担がかからないように、本日、中医協で御承認をいただきましたなら、10月のできるだけ早い時期に調査票の送付の手続をさせていただこうというふうに思っております。

 以上でございます。

○遠藤会長

 渡辺委員、いかがでしょうか。

○渡辺委員

 ありがとうございました。

 届出数について約11%というお話でしたが、17%ほど、たしか前のデータ、15%か17%とグラフが出ておりましたけれども、その乖離は何か原因があると思っているんでしょうか。

 それから、またもう一点、あと改めてぜひ検討部会の中で、患者調査のところの修理について説明はありましたが、技工加算のところは、検討していただきたいということを追加して申し上げたいと思います。

 何かパーセントの届出数についてのコメントがありましたら、お願いします。

○遠藤会長

 歯科医療管理官。

○事務局(鳥山歯科医療管理官)

 歯科医療管理官でございます。

 届出数のいわゆる乖離のお尋ねでございますけれども、1つは、今申し上げた数字が8月現在の届出数であるということ。もう一点は、仮に施設要件に該当するというふうに予想されたとしても、届出をされるかどうか、これは医療機関の御判断でございますので、そういった点から当初の予想数よりもいささか下回った数の実数になっているというふうに推測しているところでございます。

○遠藤会長

 よろしいでしょうか。

○渡辺委員

 結構です。

○遠藤会長

 渡辺委員、1つ私のほうから御質問させていただきますが、先ほどの説明のところのこの文言につきまして、これではよろしくないという、そういう御判断でしょうか。つまり、もう一度検討が必要というようなニュアンスで承りましたので、その辺についていかがでしょうか。

 渡辺委員、どうぞ。

○渡辺委員  まさにそのとおりでして、ちょっと加算の説明ということは、ここに実際に患者さんに対してこういう負担がかかりますよというような意味合いのことを想定しているのかな、どうかなというところですね。これはぜひ先生がどう考えられたのかよく分からないのですが、そこのところの必要性を御検討いただきたいというところです。

○遠藤会長

 わかりました。

 そのような御意見ですが、この場合、どういう対応が可能かどうか、スケジュールも含めて、これはどなたにお聞きすればいいのかな。

 では、事務局、どうぞ。

○事務局(屋敷保険医療調査室長)

 スケジュールにつきましては、11月からの開始、また先ほどの施設票の3ページの6のところをカウントするという作業がございます。したがいまして、できるだけ早くというふうに考えております。

 7ページの4の(1)、歯科技工加算の説明を受けたというところで、患者票のほうから見ますとこのような負担増になっているというところをお読みいただいた上での患者様のほうからのお答えをいただいくということになりますから、やはり治療の際に少し負担が高くなるとか、そのような説明があったかどうかというのを思い起こして患者様は書かれると思います。そういう観点から見て、この「歯科技工加算についての説明を受けた」という文言のほうが難しいのであれば、少し工夫をしなければいけないと思いますが、患者票の4の下のところに説明が入っておりますので、この形で患者様のほうはお答えいただけるのではないかというふうに考えております。仮に修正をする場合であれば、直ちに修正案を御相談させていただきまして、また部会長、会長と相談をしまして準備をさせていただくということを考えております。

○遠藤会長

 わかりました。

 では、多少修正する時間はあるようなので、それでは文言に関しましては、牛丸部会長と私にお預けいただくという形で、そういう対応をさせていただいてよろしゅうございますか。牛丸部会長、よろしいですか。

○牛丸部会長

 はい。

○遠藤会長  じゃ、そのような対応をさせていただきたいと思います。ありがとうございます。

 住友専門委員、どうぞ。

○住友専門委員

 今回の調査についてのコメントをよろしいでしょうか。

○遠藤会長

 お願いします。

○住友専門委員

 皆さん御存知のように、歯科医療において歯科技工の占める割合は大変高いんですね。近年、その技工を担当する若い世代の技工士が激減しております。この加算点数は20点と決して大きなものではありませんが、入れ歯の修理が早く行われれば、患者さんのQOLの維持への貢献というのはもちろんですが、この加算の創設で歯科技工士の役割が再認識されまして、やる気を起こすための原動力になっていってほしいものだと思っています。今回の調査結果に期待をしております。点数のさまざまなドラマを感じます。よろしくお願いいたします。

○遠藤会長

 ありがとうございました。この調査の意義についての御発言です。

 それでは、ほかにございますか。よろしいですか。

 それでは、先ほどの要件等部分は対応させていただく形にしまして、その他につきましてはこの文言で調査を進めていきたいと思います。

 牛丸部会長、どうぞ。

○牛丸部会長

 ありがとうございました。今、会長がおっしゃったように、そこの部分だけちょっと検討させていただきまして。ただ、渡辺委員おっしゃるように、なるべく早く送るということですので、その限られた時間の中で検討させていただきたいと思います。ほかの部分は了承されたということで。


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Last-modified: 2010-10-08 (金) 16:38:06 (2573d)