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木彫義歯の秘密への考察(仮説?) !


18世紀、フランスのピエール・フォシャールが上下の義歯の間にバネを装着して総義歯をはめる方法を作り出した200年近く前に日本では木彫の総義歯が現在の総義歯と同じ顎堤に吸着する方法で使用されていた事実は大変驚くべきところですが。
現在の進んだ材料、技術であっても、患者さんの口の中ですぐに落ちてくる入れ歯がたくさんあります。いくら、仏師の彫刻技術がすごくて、口腔内で朱を使ってアタリを見ながら削ったといっても、現在の総義歯よりも重い木彫義歯が実用化されていたことに不思議を感じます。
一つの仮説は、長い間装着していて顎の骨が義歯に合うようになることです、昔、沖縄で1ヶ月も入れ歯を入れていたら痛いところも馴染んでくると、歯科医が近くにいないところでの入れ歯の話しを聞きましたが、それでも木彫義歯の重さ、適合精度、床縁の形を見ると納得できません。
そこで第2の仮説です、ある歯科医の先生が北海道で講演をしていた時に、まったく合わない入れ歯の内面にティッシュを詰めて使っている患者さんを見たそうです、その後帰ってきて、木彫義歯は、和紙を内面に入れて使ったから実用になったと考えておられました。
木彫義歯に、和紙と糊があれば入れていられると考えてみると、木彫義歯の歴史に義歯安定剤の歴史がかぶってきます。
現在でも、入院等ですぐに歯科医師に調整してもらえない時に、オブラートを4つ折にして義歯の内面に入れると少しは対処できます。こんなことを書くと訪問歯科をがんばっている先生に怒られそうですが、こんな方法を考えながら、木彫義歯を実用化した先人に敬服しました。

(写真・・G3 文・・グズ)

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Last-modified: 2008-02-23 (土) 07:51:39 (3895d)